【予防】日本の女子は将来、腰が曲がりやすい?腰曲がり現象の原因と理由!なぜ?日本のお年寄り・おばあちゃんに多いの?

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欧米人よりも日本人の方が腰が曲がった人が多い。さらに、日本では「おじいちゃん」よりも圧倒的に腰の曲がった「おばあちゃん」の方が多いのは何故?女性の方が男性よりも腰が曲がりやすい原因と理由について解説。年を取ってからでも遅くない「腰曲がり予防・対策」です

女子がなりやすい「腰曲がり現象」。腰が曲がるとどうなってしまうのか?

  • ①曲がっている背骨や周りに筋肉が痛くなる

  • ②前が見づらく、外見が気になる

  • ③横向きでしか寝れない 

  • ④姿勢が悪くなると、内臓への悪い影響(胸やけなど)が出ることがある 

欧米人は、腰の曲がったお年寄り、おじいちゃん、おばいちゃんが少ない。もしかして、腰が曲がってしまうのは日本人特有の病気なの? 

  • 畳に座る、あぐらをかくなどの日本人独特の「座る生活習慣」が理由のひとつ

あぐら

イメージ画像:写真AC

近年ではあまり見られないが、畳に座ってあぐらをかく生活習慣が日本にはある。欧米人は、食事をする時はダイニングで椅子、リビングでくつろぐ時はソファーにすわる。あぐらは、背筋が曲がりやすく、腰が曲がる現象と普段の「座る生活習慣」と関連性があると言われている

  • 農業を基礎とした社会では、腰を曲がった作業が多く「姿勢の生活習慣」に問題があったのも理由のひとつ

田植えをする人

イメージ画像:写真AC

 農作業(田植え、畑仕事)などは、腰に負担をかけやすく「腰を曲げた作業」も多い。現在では、農作業は少なくなったもののデスクワークの仕事やパソコンを使った仕事も多い為、姿勢の生活習慣に注意する必要があるとされている。

  • あぐらをかいてのパソコンはNG。パソコンを利用する時は、姿勢に注意

 あぐらをかいてパソコン

イメージ画像:写真AC

  • 昔の日本の食卓では、牛乳、ヨーグルト、チーズなどのカルシウムを含む食を毎日摂取していたわけはなかったのも原因のひとつ

 牛乳を持つ欧米人女性

イメージ画像:写真AC

昔の日本人は乳製品をあまり摂取しておらず、反対に欧米人は牛乳、ヨーグルト、チーズ、乳製品からカルシウムを摂取。また、日本国内でもミネラルを多く含む水(=カルシウムの摂取)を飲む地域では、腰の曲がる人は少なかった

 高齢者のお年寄りを見て、おじいちゃんよりも圧倒的に「おばあちゃん」の方が腰の曲がった人が多いと思いませんか?

腰の曲がったおばあちゃん 

イメージ画像:いらすとや

90度腰の曲がったおじいちゃんは、ほとんど見かけません。何故、おばあちゃんばかり腰が曲がりやすいのでしょうか。女子がなりやすい「腰曲がり現象」、その原因と理由は・・・。

理由①女性は「骨粗しょう症」になりやすく、50歳前後で「背中が曲がったり、姿勢が悪くなりやすい」

骨粗しょう症は圧倒的に女に多い病気です。閉経を迎える50歳前後から骨量が急激に減少し、60歳代では2人に1人、 70歳以上になると10人に7人が骨粗鬆症といわれています。これは、女性ホルモン(エストロゲン)が骨の新陳代謝に関わっているからです

出典:Eisai

理由②高齢になると筋が変性し、腰をまっすぐに保つ筋力が弱くなる

 高齢になると筋の変性が起こってきます。背筋の脂肪変性が高度になって萎縮すると、腰をまっすぐに保つ筋力が弱くなり、腰が曲がってきます。

出典:パリエット

理由③力の弱い女性は腰を痛めやすく、神経を保護するために腰を曲げた生活を続けてしまう

 若い時に重労働や重いものを持つ職業で無理をしたり、腰を痛めたことがある人は、腰部脊柱管狭窄(ようぶせきちゅうかんさくしょう)になりやすい。腰を曲げると、下肢のしびれや痛みが軽減したり、歩行で出現していた下肢のしびれや痛みが出なくなる為、腰を曲げた生活を続けてしまう

出典:パリエット

腰が曲がった「おばあちゃん」にならない為には、普段から予防しよう 

ソファーに座る女性

  • ①姿勢を意識して、ソファー・椅子に座る生活をする(腰に負担をかけない)

  • ②重いものを運ぶ時は、腰にダメージをなるべく与えないようにする

  • ③乳製品・ミネラルを積極的に摂るようにする(カルシウムで骨を強くする)

日本人の女子は腰が曲がりやすい。過去の日本人の生活習慣・背景からくる「腰曲がり現象」は、普段から「座る姿勢を意識する」、「腰に負担をかけない」、「しっかりと、カルシウム、ミネラルを摂取する」と予防する事で将来、腰の曲がったおばあちゃんになりにくくなるのです

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