【皮膚むしり症/かゆみ/かぶれ】ストレスと欲求不満から皮膚をかきむしったり、ニキビをつぶしたりするグルーミング障害!皮膚の病気ではなく、行動の病気

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皮膚むしり症とは、皮膚を爪でかきむしったり、かさぶたをいじったり、ニキビをつぶしたりする行動の病気、男性よりも女性の方が多いと言われています。欧米では、グルーミング障害と呼ばれる。思春期の肌や髪へのこだわりから、顔・胸・腕・足などをむしる癖となっているケースと、30~40歳になって突如、髪やまゆ毛、体毛を抜毛するようになる場合があります。皮膚をむしる癖の皮膚むしり症は皮膚科で対処するものではなく、精神科で治療する心の病気です

皮膚むしり症は「日々のストレス・欲求不満の解消、暇つぶし、美へのこだわりを目的に、肌をかきむしったり、顔のニキビをつぶしたりする癖が慢性化した行動の病気」

皮膚むしり症はストレスと欲求不満から皮膚をかきむしったり、ニキビをつぶしたりするグルーミング障害です 

ファッションとして、ヘアスタイルや美容が好きになるのは良い。しかし、美へのこだわりが強すぎる人ほど皮膚むしり症になりやすい。思春期だけでなく、老化現象がはじまりだす30代、40代に突然、皮膚むしり症になる女性も多い。毎日のストレスや欲求不満、ちょっとした暇つぶし、退屈しのぎについつい肌をむしてしまうなどの皮膚むしり症。ぷちぷちと髪の毛を抜いてしまう抜毛くぐせを欧米ではグルーミング障害と呼んでいます

普段、皮膚むしりをする人は「62%」。全体レベルで皮膚むしり症の疑いがあるのは「5%」。皮膚をむしる人はいるけれども、皮膚むしり症の人は多くはない。しかし、皮膚むしり症である事に気がついていない人が多いのも事実です

62%の人は皮膚むしりをする

18~84歳の男女に皮膚むしりをするかの調査を行った結果、62%の人がむしる事があると答えた。皮膚をむしる人は62%もいたが、全体レベルで皮膚むしり症の疑いがあるのは、5%。 やめたいのにやめられないっといった症状は治療が必要な場合がある(調査:J Anxiety Discard;23,314-319、2009)

皮膚むしり行為が多い部位、みんがむしってしまう場所は?顔や頭皮以外にも、腕や脚にむしり行為をしてしまう人も多い

むしり行為をしてしまう部位1位「顔(74.3%)」 

むしり行為をしてしまうトップは顔 

むしり行為をしてしまう部位2位「頭皮(49.9%)」 

むしり行為をしてしまう2位は頭皮 

むしり行為をしてしまう部位3位「腕(48.8%)」 

かきむしってしまう腕 

  • 4位 脚(44.6%)、5位 胸・お腹(40.5%)、6位 指・手(36.3%)、7位 背中(36.2%)、8位 肩(29.1%)、9位 首(27.4%)

男女760人(平均年齢34歳)に、過去2週間にむしり行為をした部位を調査。顔が断トツのトップ、2位、3位は頭皮、腕という結果であった(調査:J Anxiety Discard;25,88-95、2011)

皮膚むしり症の予防チェック!慢性化してしまった場合は、脳が習慣化。なるべく早期に治療を開始することが大切です

  • ザラザラした肌が気になる

  • 肌のボツボツ、ニキビを潰してしまう、潰さないと気が済まない、黒ニキビを取るのが好き

  • 髪の長さや太さ、枝毛がないか神経質になってしまう

  • 暇、退屈な時に腕や足の肌をかきむしっている

  • 皮膚むしりや、かさぶたをいじったり、むしったりすると、何故か安心する

  • 爪をかじってしまう時がある、爪を噛んでいると気持ちが落ち着く

  • 傷口やかさぶたを触るのが好き、カリカリしたり、ピンセットなどでいじってしまう

  • 皮膚むしりをやめたいのに、何故かやめられない

顔・胸・腕・足などをむしること自体は、約60%の人がする行為。しかし、上の項目がたくさんあてはまる場合や習慣的に行ってしまっている人は要注意。やめたいのに、やめられないという状態の人は、お医者さんに相談をしよう。相談する場所は、皮膚科ではなく、精神科や神経科です。行動の病気は、学校・会社、家での人間関係のストレスや不満から発症するケースが多いです。治療も必要ですが、運動や規則正しい生活習慣をする事も大切です

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