オムレツの日持ちと常温・冷蔵庫・冷凍保存の賞味期限・消費期限切れは？

作りすぎたオムレツの保存方法は？
余ったオムレツの日持ち期間と賞味期限・消費期限切れを解説！

焼いたオムレツはいつまで日持ちするの？どうやって保存するべきか、残った時の対処方法です。ふわふわオムレツや中身の具材に「ひき肉」や「ソーセージ」を使う事もあり、肉はいいの？など素朴な疑問もあると思いますここでは、オムレツの常温放置の時間や冷蔵庫保管、冷凍保存について詳しく解説しますので保存と日持ちの目安にしてもらえると嬉しいです

オムレツを常温で放置してしまった！～作ってからの賞味期限・消費期限切れは？～

オムレツの常温保管：基本NG
作ってから：夏２時間、冬：約５時間

調理済み、加熱してあるとはいえ、オムレツは常温保管はむいていません。夏など暑い日は作ってから２時間以内が目安で、冬場で約５時間以内が食べられる時間と考えましょう

卵はたんぱく質が多く、加熱するとサルモネラ以外の菌の餌になります。常温はかなり危険。オムレツを焼いてからラップ無しで空気に触れる状態ですと１時間程度から菌がわきます。安全に卵を食べることを考えたら、ラップをして２時間ぐらいが目途です

お弁当のオムレツは？
ポイント①：レシピの牛乳を少なめにする！
ポイント②：しっかりと火を通す
ポイント③：後乗せの方が安心
保管の理想的な温度：１０度前後
食べる時は加熱必須

オムレツをお弁当用に作る時は「傷みやすい乳製品を少な目で作る必要」があります。たとえば、卵をふわふわにするための「牛乳」は少なめで作るのが鉄板の作り方です

乳製品は菌が繁殖しやすいので「よく火を通す」ことも重要。、食べる時にあとからチーズをのせ、電子レンジで加熱する方が望ましいです

お弁当にオムレツをおかずにするときは、温度が大きく関係します。菌の増殖を防ぐために、保冷剤は必須です。保存に適した温度は、菌が繁殖しにくい１０度以下が望ましく、２０度以上温度に置くのは良くないです

お弁当のオムレツは、保冷剤があってもお弁当を夏の車の車内に置きっぱなしにした時などは食べるのはNGです。保冷剤は１つで２時間程度、温度を保ってくれますが、１３：００頃までとした方が良いです

オムレツを冷蔵庫で保管できる？～冷蔵保管の目安～

オムレツの冷蔵保管は？
冷蔵保管：２日（翌日のお昼まで）
夏は当日中が基本！

オムレツの冷蔵保管の日持ちは「２日以内（翌日のお昼まで）」、夏は冷蔵庫の中でも当日中です。

出汁巻き玉子のように濃い味付けが可能であれば、調味料の防腐効果で３日ほど卵料理は冷蔵庫でOKとされますが、オムレツは作ってから翌日のお昼までが冷蔵保管の目安です

冷蔵庫で保管する時は「温度が冷めるまで待つ」といったあら熱をとる事が必要です。理由は、熱いままの状態は「水滴」が発生し、保存容器内で傷みやすくなります。あら熱をしっかりととるのが、オムレツの冷蔵保管のコツです

オムレツが半熟やふわふわの場合：２時間
→食べる時に、再加熱が必要

しっかり焼いたオムレツは、冷蔵庫で翌日まで一様、保管ができます。しかし、半熟で作ったオムレツは「冷蔵庫：２時間以内」とかなり短い時間しか保管できません。また、食べる時は再加熱（フライパンで再度焼く）する必要があるので「半熟卵の作り置きや保管＝結局、しっかり焼いたオムレツ」として食べることになります

オムレツは冷凍保存できる？

オムレツの冷凍保存：２週間
冷凍中も傷みやすいのが調理済の卵の特徴！

目玉焼きのように黄卵と白身を混ぜていない卵料理は冷凍不可、冷凍すると白身の食感がおかしく食べられないです。しかし、オムレツは溶き卵として混ぜて作っていますから冷凍は可能です

焼いた卵料理は冷凍の過程で傷みやすい特徴があるので冷凍保存するとしても２週間が目安。出来れば、２週間よりも早く消費するのがおすすめです

冷凍するとボソボソする！どうしたら？
味付け：マヨネーズを少し加える

焼いた卵料理全般的なお話ですが、卵料理は冷凍すると「焼いた卵＝食感がボソボソ」になります。冷凍することを前提として作るなら、味付けにマヨネーズを少し加えると、ボソボソ感が軽減できます。ちょっとした裏技ですので覚えおくといいと思います

オムレツの解凍方法は？
電子レンジ：600Wなら３分
電子レンジ：500Wなら４～５分

冷凍したオムレツの解凍方法です。冷凍オムレツは自然解凍ではなく加熱が加わる電子レンジです

600Wなら３分、500Wなら４～５分で解凍ができます。自然解凍なら半日ほどで解凍できますが「自然解凍→食べる時に１分ほど、電子レンジで加熱」する必要があるので、お弁当やお昼のランチにするときは、ココも注意です！

オムレツの具材：ひき肉やソーセージは？
常温：基本NG
冷蔵庫：２日（作ってから翌日まで）
冷凍可：２週間が目安

プレーンのオムレツ以外で中身に具材を使うことありますよね。ひき肉や燻製タイプのオムレツの場合の日持ちは「常温放置NG、冷蔵庫：２日以内、冷凍２週間」が目安です。加熱済みのひき肉は長く常温で保管でいませんので、注意が必要です

オムレツの食通毒事例～傷んだ！腐った卵と賞味期限とは？～

材料の卵の賞味期限は？
卵は割ると賞味期限が短くなる食べ物！

オムレツの日持ちを解説ました。次に、材料の卵のことも軽く説明しますね。

スーパーで購入する卵は基本的に賞味期限が載っています。卵は産卵後「春・秋：２５日以内、夏：１６日以内、冬：５７日以内」の範囲で賞味期限が決まるルールで、多少、地域と卵の種類によって差はあります。普通の卵であれば「常温：NG、冷蔵：約２週間、冷凍：不向き」の食べ物と考えて良いかと思います

卵は賞味期限が記載されていますが、殻を割ったら日持ちが短くなります。生のままでは数時間しか日持ちしませんので加熱する必要があります

オムレツに多い食通毒の事例は？

卵料理に多い食通毒の事例です。卵はよくサルモネラ菌が話題になりますが、サルモネラ菌とは鶏の卵の殻に付着が多く殻にヒビが入った時などに黄卵、卵白で増殖することがある菌のことです

半熟が好きなのは日本人だけ！

卵を生で食べるのは日本人ぐらいで外国の方は、お刺身ですら食べない方もいますよね。日本の卵の場合は家畜の業者さんの努力で殺菌されているから比較的安心ですが、それでもサルモネラ菌による食通毒はあり、冷蔵庫の５度前後の温度でも増殖します。これは加熱することで回避できるので卵料理の場合は「半熟の放置」や「暑い日の常温放置」は避けるべきです