【類語/若者を意味する言葉】オワコン、死語化した若者言葉!今の言い方は、何?「ナウいから始まる時代を表す日本語の不思議」

オワコン、死語化した若者言葉の今の言い方は?流行語と若者言葉の類語、ハイカラ、ナウい、イケてるなど今は使われない「その時代の若者」を意味する言葉を、今風に言うと?今では何と言う?リア充、パリピ、陽キャラなどの時代的背景(明治、大正、昭和、平成、令和の期間)と由来、語源の意味を含めて解説しています

死語化した若者言葉!今の言い方は、何?~その時代の若者を表す言葉~

死語化した若者言葉!今の言い方は、何?~その時代の若者を表す言葉~

  • 言葉から腐る!古さを感じる流行語、若者言葉

  • 死語化した若者言葉の今の言い方は、何?

少し前の漫画やアニメ、小説などを読むと、「この言葉は今は使わないなぁ」と思うモノってありますよね。特に古典の小説など、何10年も前のモノはそう思う事も多い。小説や漫画などは、「言葉から腐る」という現象があり、当時流行した言葉が次の時代で当たり前になり、使われなくなったりすると「古臭さ」を感じる事です。流行語や当時使われた言葉の中で、「その時代の若者そのもの」を意味する言葉、明治時代であれば、ハイカラ。昭和時代であれば、ナウいなど。流行の最先端な人や、その時代で良いとされた、おしゃれに思えた若者を意味する言葉だけをピックアップして解説しています

  • 死語の意味「死語とは、今では使われなくなった言葉」

死語という言葉の意味が分からないという意見も稀に聞きますので、まずは、その意味の解説から。死語とは、今では使われなくなった言葉を意味します。流行語というモノは面白く、この死語という言葉すら使われなくなる傾向も。平成後期・令和初期の時代では、死語はオワコン(終わったコンテンツの略)という言葉に置き換わっています。すでに死語という言葉、そのものが死語になっていると考えても良いかもしれません

当時の若者を意味するオワコン、死語化した言葉!~明治期間~

  • 明治時代「ハイカラ(灰殻)=流行を追う人の意味」

ハイカラは、ハイカラー(英語:high color、漢字:灰殻)の略語、当時のシャツなどの丈の高い襟がハイカラーです。明治時代の1898年、西洋風の身なり、ファッションを真似し、最先端の流行や新しいモノを追いかける人の事を意味した若者言葉です。1868年の明治維新以後、外国文化も多く日本に入ってくることになった時代背景があり、新聞で「ハイカラ」の言葉が使われ流行した言葉とされています

  • 「西洋文化を軽視し、灰殻(燃えカスのゴミ)と感じで書くことも!」

いつの時代も、今どきの若者は・・・という言葉があるように。ハイカラの言葉が使われた時代も、まだまだ西洋文化を軽視したり、下に見るケースも。そういった場合には、ハイカラを「灰殻(はいから:燃えカスのゴミ)」と表現する事もあったようです

テレビや雑誌の影響が強い昭和言葉!~昭和期間~

  • 昭和時代「ナウい(Now を形容詞化)=流行に乗っているの意味」

ナウいは、英語のNow(意味:今、現在)を形容詞化した言葉。1970年後半に流行した「流行に乗っている若者」や「今風の」を意味します。ベトナム戦争の反戦運動のスローガンである「フリーダム・ナウ」のナウが言葉の由来ではないかとされています

  • 昭和時代「ミーハー」

  • 昭和時代「アムラー=当時人気の安室奈美恵風のファッション」

1995年前後、当時の安室奈美恵(歌手、モデル)のファッションを真似する人の事を意味する言葉。この時代は、ハイカラやナウいとは少し違い「er(ラー):英語の~する人」 を人の名前と同化させるなど、新しい言葉の使い方も。アムラー以外にも、シノラーなどの言葉も。今では、人ではなく、マヨネーズ好きの人の事を、マヨラーと呼んだりと、英語教育が行き渡った成果が大きいと考察します

  • 昭和時代「イケてる=格好よい」

イカすが語源となっている言葉。1996年以降、当時、全国的な人気TV番組「めちゃめちゃイケてる」から流行したとされています。イケてるという言葉が応用され、「イケメン」 などの言葉が定着するのは、もう少しあとの話です