高齢化とともに、注目されるようになった認知症。日本のメディアで取り上げられる認知症の約7割がアルツハイマー型認知症、お年寄りの人8人に1人はアルツハイマー病と言われている。ココナッツオイルが認知症に効果をもたらしたケースがあり、現在、注目されているアルツハイマー型認知症改善・予防のひとつである
ココナッツオイルが、アルツハイマー型認知症に効果がある事は偶然、発見された
不治の病と言われるアルツハイマー型認知症を夫に持つ米国医師メアリー・T・ニューポート(Mary T Newport, M.D.)。夫の若年性アルツハイマーを直したいという気持ちから偶然発見した治療法。
発見したのは、米国医師メアリー・T・ニューポート氏(Mary T Newport, M.D.)
写真:JFDA 「「世界ふしぎ発見!」のミステリーの主役に!!
メアリー・T・ニューポート氏のプロフィール。医学博士。オハイオ州シンシナティで育ち、シンシナティ大学医学部を1978年に卒業。2008年に「アルツハイマー病の治療法があるのに、誰もそれを知らないとしたら?」と題するレポートを執筆。それが世界中に広まり、ギリシャで開かれた2010年アルツハイマー病国際会議での講演のテーマとなった。
メアリー・T・ニューポート氏がココナッツオイルに効果がある事を偶然発見するまでの経緯
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2001年頃、夫・スティーブに若年性アルツハイマーの兆候
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症状は進行し、探し物をしている最中に自分が何を探しているかを忘れてしまう
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ひと月の間に3回も財布をなくすなど、その症状は日を追って顕著になる
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2008年、スティーブさんに突然「ジュリー(メアリーとスティーブの娘)の父親は誰だっけ?」と尋ねる
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病気の治療に効果が期待できる新薬の治験を探すが、治験の参加資格を満たすことができなかった
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しかし、小さなバイオテクノロジー企業が行った、治験の結果を見つけ、MCTオイルが効果がある可能性に気がつく
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MCTオイルが、ココナツオイルから抽出されることを知り、早速ココナツオイルを購入
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「だめでもともと」という思いでココナツオイルを朝食のオートミールに混ぜ食べさせた
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効果はその日のうちにあらわれ、一週間ほどで、彼の会話能力は如実に回復
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2011年、沈みがちだった性格も快活になり、会話能力や記憶能力にも一定の改善
アルツハイマー型認知症にココナッツオイルが効果がある理由
イメージ画像:写真AC
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認知症の主な原因は、「脳がブドウ糖をうまく利用できず、エネルギーに変換できないため、脳細胞が飢餓状態になり、急激に老化」する事で起きる心の病気です
出典:Coconut Japan 「ココナッツオイルがアルツハイマー病に効果がある理由」
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脳に栄養を与えるために肝臓でつくられるケトン。MCTオイルの入ったココナッツオイルに含まれる、中鎖脂肪酸トリグリセリドは体内でケトンに変換され、ブドウ糖の代わりの役割を果たす
出典:Coconut Japan 「ココナッツオイルがアルツハイマー病に効果がある理由」
ココナッツオイルの摂取量はどのくらいが適正なの?
イメージ画像:写真AC
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健康維持や認知症予防に、ココナッツオイルを使う場合には、1日大さじ2杯位が目安
ココナッツオイルは調整能力が高く、すぐに効果が表れやすいので。たくさん摂取すると、お腹がゆるくなったりします。認知症患者さんが使用する場合は、お医者さんに一度、相談した方が良いです。
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お医者さんによっては、 MCTパウダー(ココナッツオイルに含まれるMCTオイル)を奨められる事があります
ブドウ糖変わりをするケトンは、「もともと人間が餓死状態になった場合などに、ケトンが代わりになるエネルギー」です。急速なエネルギー補給すると同じイメージですので、お医者さんに、自分にあった摂取方法を聞く事が大切です