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化粧品のSPFはどれがいいの?
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数値と+マークの意味、違いはあるの?
数年前に浴びた紫外線が原因でシミや黒ずみができると聞いたことありませんか?それなら、冬でも紫外線対策だとしてUVをする方が大勢いますよね
でも、UVや日焼け止め、化粧品に紫外線対策として「SPF(サンプロテクションファクター)」と記載がありますが、SPFの後に続く20や30、SPF50とは結局どんな意味があるの?差があるの?と思いませんか?今回は、化粧品・UV日焼け止めにある「SPF」と「PA」について詳しく説明しますね
SPFの数値の意味は、ダメージ軽減率の違い!
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SPF50=1/50に軽減
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SPF20=1/20に軽減
SPFの後に、20や50という数字がありますよね。
このSPFの数字は「紫外線による肌へのダメージを軽減する、抑制する」という意味になります。数字が大きいほど、軽減率が高くなると認識して問題ないです
たとえば、SPF50ならダメージを1/50に。SPF20なら1/20にという具合です。単純に肌ダメージが100と仮定したら「SPF50は、ダメージ2」、「SPF20は、ダメージ4」と紫外線を抑制する効果に違いがあります
もう少し、細かく説明すると紫外線(ウルトラバイオレット・レイ)には、UV-A波、UV-B波、UV-C波があり、SPFは「UV-B波」、肌が赤くなったり、やけどを起こす原因の波長をダメージ軽減する働きがあり物です。普段使いのSPFは15、しかしハワイやグアムに行くと日焼けどころか、肌が赤くなってしまうと、こういった時にSPF50は効果を発揮しますね
SPFの「+」マークの意味は、50以上に+と表記
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SPF+の意味は50以上という意味
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過去にはSPF100、SPF300が存在した
SPFの数値が高ければ、肌の火傷、赤くなる現象を抑えられるのだ。ここまでご理解いただけたかと思います。
それなら、もっと大きな数字、300や500があってもいいのでは?と思う方いると思います。以前はSPFに50以上の数値のUV・日焼け止め、SPF100やSPF300がありましたが、化粧品業界で「数値が高いほど売れる=消費者を混乱させる」として、今ではSPF50以上を表記しないようになっています
良く考えるとSPF100はダメージ1、SPF50はダメージ2と極端な大差はないですよね
その代わり、SPF50以上のモノに「+」をつけると言う業界慣習が残っているというのが実態です。しかし、SPFの数値合戦が行われた後、UVA(UV-A波)の紫外線が「肌のたるみ、シワに関係する」とされ「PA」という記号がつくようになったのです
SPFの「PA」と「++++」マークの意味は、紫外線のUV-A派を抑制するモノ
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PAは紫外線UVAの抑制効果
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+は4段階で表記
化粧品業界のSPF攻防戦の結末は、UV-B派だけ競っても50以上はもう差にならないよね。こんな具合で決着がつきます。しかし、最初にご提示したように、紫外線は3種類あるという事です
日焼け止めやUV化粧品にPA(Protection Grade of UVA)とUV-A派の抑制につながるマークがつくようになり、PA+、PA++(プラスツー)、PA+++(プラススリー)が販売されます。2013年以降から、4段階目のPA++++(プラスフォー)も加わり、このプラスの数値は「使う時の環境によって使う分ける」というのが一般的でし
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PA+:日常生活
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PA++:屋外のスポーツ
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PA+++:マリンスポーツ
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PA++++:炎天下のレジャー
PAのプラスの数と主な使用場所です。化粧品メーカーによって、多少の説明の違いはありますが、PA+は普段使い=UV-Aの抑制に効果ありと日常生活用が+が1個です
+が2個以上は、「++=かなりある」「+++=とてもある」「+++=極めて高い」という具合で、外で運動するならPA++、海や南国リゾートならPA+++か、PA++++がいいよ!という示唆で説明されていることが多いです
さて、今回はSPF(sun protection factor)と+の意味。PA(Protection Grade of UVA)と4段階の+マークについて説明しました。ざっくり言うと、使い場所によって数値、+の数は多い方がいいよという結論になりますが、普段の生活では極端に高い数値、+マークの数は必要ないよというのも本当のお話ですね^^