ウスバカゲロウの寿命はどのくらい?幼虫の名前はアリジゴク!成虫の一生とは?
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ウスバカゲロウとは、こんな昆虫!
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子供が興味を持つ面白い豆知識を大公開!
ウスバカゲロウという虫、昆虫がいます。この昆虫は「蜻蛉(かげろう)」という名前がついているので
トンボの事だと思いきや、幼虫はヤゴではなく、土の中に住む「あの恐ろしい名前の生き物」が幼虫⇒ちょっと驚きの情報です^^
蜻蛉(かげろう)とは、儚く短命な事柄の例えによく使われ
ウスバカゲロウは1日で死ぬと、すっごく短命なイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか
また、ウスバカゲロウはそもそもどんな昆虫なのでしょうか
今回は、ウスバカゲロウがいる場所!生息地や住処から、体の大きさ(体長、体重など!)、何歳まで生きるの?っといった寿命のお話まで詳しく紹介します
ウスバカゲロウだけの特徴的な行動や面白い!話題になる話の小ネタ、子供が喜ぶびっくり情報を満載でお届けしますね^^
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ウスバカゲロウとは?
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網目蜻蛉目
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カゲロウ科に分類
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体長:3.5cm~4.0cm程
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寿命:3~4か月
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平均寿命:1ヵ月から2か月
ウスバカゲロウは「アミメカゲロウ目ウスバカカゲロウ科」に分類される昆虫で、大きさ・サイズは3.5cm~4.0cm程です
見た目的に、ウスバカゲロウはトンボの仲間と思われがちですが、
トンボの多くは「トンボ目」に所属する昆虫で、トンボの幼虫(ヤゴ)は川の中を住処としています
ウスバカゲロウの幼虫は水の中ではなく、陸上。土の中にいる事がトンボと大きく違うポイントです
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ウスバカゲロウ
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名前の由来は?
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漢字:薄羽蜻蛉
ウスバカゲロウの名前の由来は何なのか
ウスバカゲロウは名前を漢字にすると、名前の由来がわかりやすい昆虫です
なんとなく、言葉の語呂から
薄っぺらい馬鹿な生き物=ウスバカゲロウ⇒一生が短いという意味に思えますが
ウスバカゲロウの見た目は、羽が透けるに薄く、薄っぺらい=薄い羽を持ちます
トンボを漢字にすると蜻蛉ですが
カゲロウとは「もともと、陽炎(かげろう)」の字で「ユラユラ動く
炎や太陽の光→ユラユラ動く昆虫」という意味合いが、ネーミングの由来とです
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ウスバカゲロウの一生は?
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どれくらい?
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寿命:3~4か月
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平均寿命
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1ヵ月から2か月
ウスバカゲロウの一生は、幼虫が6月~8月頃までに羽化し、成虫となってからは3~4か月の寿命があります
7月~9月頃に外を飛び回っていますが、長くても3、4か月しか生きておらず
ウスバカゲロウの平均寿命は「1ヵ月から2か月」と短命です
蜻蛉の名前(儚く短命という意味)の由来の通り、それほど長い寿命は持っていません
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カゲロウの寿命は
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3時間じゃないの?
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⇒別の虫だよ!
ウスバカゲロウの成虫の寿命は3~4か月と説明しました
しかし、カゲロウの寿命は短い⇒カゲロウの寿命は3時間しかないと聞いたことがありませんか?
実は非常にややこしいお話⇒実は、カゲロウとウスバカゲロウは別の虫です
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なぜカゲロウの寿命は短いのか
しかし、なぜカゲロウの寿命は短いのか
カゲロウの寿命が短い理由は『カゲロウのメスは口がない=エサをほとんど食べない』からであり
1日程度で子孫を残しカゲロウのメスは死んでしまいます
カゲロウに口がない理由は退化して口がなくなったというのが有力説です
簡単に言うと、カゲロウみたいな虫が「ウスバカゲロウ」であり同じ昆虫の分類だけど
別の生き物だと考えると子供が理解しやすい内容になります
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カゲロウみたいな虫
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この虫はガガンボだよ!

カゲロウみたいな虫に、よく見かけるけど名前の分からない虫がいると思います
昔は裸電球⇒肌色っぽく光る電球や電灯に突進!夏の部屋の窓の外、網戸にぴょんぴょん跳ねている謎の虫。
めっちゃめちゃ昔の裸電球は触ると熱かった為、この謎の虫が電球に集まると、翌日死んじゃっている
⇒違った意味で儚い1日程度の寿命の虫です
カゲロウみたいな虫の名前は『ガガンボ』⇒よく見るとウスバカカゲロウと違い『大きな蚊』のような昆虫です
ちなみにカゲロウはサナギになるけど、ウスバカゲロウはサナギになりません
微妙に生態系に違いがあり、ウスバカゲロウの子供⇒幼虫はこんな場所⇒サラサラした砂の中で暮らしています
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ウスバカゲロウの幼虫はどこにいる?
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幼虫の生息地:土の中
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幼虫の住処
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寺、神社などの床の下
トンボの赤ちゃん、ヤゴは川の中
ヤゴは川の石の下などを住処としていますが、ウスバカゲロウの幼虫は土の中を住処としています
日本全国、北海道にもウスバカゲロウの赤ちゃん
幼虫が生息し、主に『神社の床下』や『古い平屋の家の縁の下』に穴を掘って住処としています
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ウスバカゲロウの幼虫はアリジゴク!
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別名
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こじこじ
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とじさん
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トッコバッコ
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幼虫期間:2~3年
ウスバカゲロウの幼虫の正体は、サラサラした砂の中にいるアゴをもつ虫です
ウスバカゲロウの幼虫の名前はアリジゴク(蟻地獄)というネーミングで
巣に入ってきた獲物を『ハサミでガシッ』っと捕まえて食べます
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蟻地獄の正体は?
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ウスバカゲロウの幼虫
蟻地獄の正体は実はウスバカゲロウの幼虫なのです!
蟻地獄がウスバカゲロウの成虫になるまでの幼虫期間は2~3年
蟻地獄は3年近く巣穴を作り、罠にはまった昆虫たちをエサにして生活しています
エサを食べるというより、エキスを吸って食べる感じです^^
蟻が一度、巣に入ったら急激な坂+サラサラの砂で上りにくい!
蟻さんが大ピンチだ!とこの罠をにはめるタイプの幼虫⇒アリジゴクは子供が興味を持つ面白い生き物ですね
地方や方言によって呼び名は違いますが、
たとえば、『こじこじ』や『とじさん』、九州の方では「トッコバッコ」と別名のネーミングも様々です^^
さて、今回はウスバカゲロウの生態系、一生の生き方について詳しく紹介しました。幼虫のアリジゴクは、2年以上、土の中で過ごし、夏休みの7月頃には羽化→ウスバカゲロウになります
アリジゴクは飼育ケースに入れても、糞をしないというのが有名な話。肛門が閉じており、成虫になるまで『糞をしない』と飼育箱が汚れたり、臭くならないのも魅力です!まぁ、子供に取ったら、糞をしないって話だけで、十分、興味を持つ内容かと思います^^