ちょんまげの意味~チョンは、ゝ(ちょん)。丁髷の丁の字は当て字~
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武士や侍の髪型と言えば、丁髷(ちょんまげ)
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ちょんってどんな意味?なぜ、漢字で丁髷なの?
時代劇や昔の日本の武士や侍の髪型、ちょんまげ。
ちょんまげというネーミングと言うところまでは理解できますが、そもそも「ちょん」って何?どんな意味なのでしょうか。ちょっとよくわからないと思った方向けに、ちょんまげに関する歴史や由来、言葉の意味を解説しています
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経緯①ちょんは、ゝ(ちょん)の字
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⇒髪型が似ている為
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経緯②ゝ(ちょん)は、丁の字の当て字
ちょんまげの「ちょん」。一体なんの事かと言えば、「ゝ(ちょん)」という字と髪型が似ている為、ちょんまげとネーミングされました
「ゝ(ちょん)」を漢字で書くと「丁」の字を当て字にしたという経緯があります。しかし、ちょんまげ自体の歴史は非常に長いのに、「ゝ」という字と似ているからの理由で、ちょんまげという名前になったというのも少し疑問ですよね。「ゝ」と「ちょん」と昔の日本人も本当に呼んでいたのでしょうか
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揶揄説
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旧時代の髪型を揶揄説(馬鹿にした説)
ちょんまげの歴史は古い。兜をかぶった時に、頭が蒸れてしまうのを防止するために、この髪型になったという事ですが、ちょんまげは江戸時代には庶民から殿様までがする髪型に。
しかし、江戸時代が終わり、明治になると外国文化も入ってきたり日本の生活もがらっと変わります
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散髪脱刀令
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髪型は自由にすべし、刀を差さなくてよい
1871年(明治4年)、士族が髪型を勝手にすべし(自由にしてよい)、刀を差さなくてもよいとお触書がでます。のちにこれは、刀を差すこと自体禁止になりますが、武士の人たちにも明治維新は大きな変化があったことでした。
新しい時代に変わると、古い時代のものをバカにしたり、揶揄するのは今の時代でも同じですよね。諸説いろいろありますが、江戸時代の髪型を揶揄する人たちが増え、「ちょんまげ」という髪型で呼ばれたというのが有力説です