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2月~4月に美味しい煮浸し
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菜の花の煮浸しは、作り置きレシピ!
2月から3月、4月に食べたくなる春の煮浸しなら、菜の花ですよね。独特の苦みも美味しく、季節限定の味です。
この菜の花の煮浸しは作り置きしたり、菜の花そのものを長期保存できるのでしょうか
ここでは、春の野菜「菜の花」を具材にして、めんつゆ、白だしで作る「菜の花の煮浸し」のレシピから。気になる作り置きの常温、冷蔵庫、冷凍保管の日持ち期間、保管する方法まで。もしも、腐ってしまった時の「煮びたし」の見分け方、味、臭いも一緒に説明しています
菜の花の煮浸しの作り置き~日持ちする簡単レシピ、人気の常備菜~
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菜の花の煮浸し
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作り置きの人気レシピ!
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野菜:菜の花、1束(2人分の分量)
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合わせ調味料①
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めんつゆ2倍濃縮大さじ2
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水:100cc
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(※3倍濃縮、大さじ1+半分:水大さじ1+半分)
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(※4倍濃縮、大さじ1、水:大さじ2)
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合わせ調味料②
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白だし、大さじ1+半分
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水、100cc
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(①と②、どちらかで作ろう!)
ステップ1:あく抜き後の菜の花(※)を、5~6cmにカット
ステップ2:合わせ調味料を加え、煮だてる
ステップ3:菜の花を加え、しなっとするまで煮る
ステップ4:あら熱がとれたら、冷蔵庫へ(※タッパー推奨)
この4ステップで煮浸しは完成です。煮浸しは冷やした方が味がなじみますので、あら熱がとれたら、タッパーに入れ冷蔵庫にいれましょう。この癖をつけていると、常温で放置してダメになることを回避できます
合わせ調味料は「めんつゆ」と「白だし」の両方のレシピです。お好きな味の方を選んでくださいね。
※菜の花の独特の苦みが強い方が好きな人は、あく抜きをしない方もいると思います。その場合は、フライパンで菜の花を10分「茹でた状態」からでも、煮浸しを作ることができます。
では、レシピを紹介しましたので。次に、作り置きした場合の日持ち期間を説明しますね。まずは、具材に使う野菜の日持ちからです
菜の花(煮浸し用)の日持ち&賞味期限~菜の花を保管は、どれぐらい日持ちするのか?~
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菜の花の日持ち(※あく抜き後)
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冷蔵保管:3~4日
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冷凍保存:2~3週間
まずは、煮浸しに使う野菜:菜の花の日持ちです
今回は作り置き用で、菜の花を使いますから、カット後・あく抜き後の説明をしますね
菜の花は15~20度の温度で育ちます。食べる用の菜の花は0~5度の温度、湿度は90%前後の環境が適していますので、冷蔵・野菜室、冷凍も可能です
菜の花はアクや癖があるので、下茹しカットしたモノを保存ができます。保存期間的には、冷蔵3~4日、冷凍で2~3週間、どちらも密封した容器か保存袋が推奨です
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冷凍保存の方法:処理後、保存袋に保管
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(冷水で洗う→塩+お湯で再沸騰まで茹でる→冷水へ)
菜の花の冷凍保存の方法です。まずは、冷水で洗い、塩+水を入れた鍋を沸騰させます。よく洗って冷やした菜の花を沸騰した鍋に入れると、温度が下がって沸騰がとまります
そのまま、再び沸騰するまで待ち、沸騰してきたら菜の花を取り出します
その後、冷水に浸しきれいな色をしていたら成功。キッチンペーパーで「水分」をよくふき取り、保存袋へ。そのまま冷凍できます。この冷凍した菜の花は、自然解凍で他の料理にも使えます
菜の花の煮浸しを常温保管する場合~放置してしまった時の目安、作ってからの賞味期限は?~
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常温保管:傷みやすいのでNG
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作ってから、3時間以内(ラップ:有)
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(冷蔵庫、タッパー保管推奨)
煮浸しは傷みやすいので常温保管はNGです。
ラップ有の状態でも作ってから3時間以内、水分が野菜から抜けるとカピカピになってしまいます
献立の副菜になりますので、今日食べる分と「作り置き用」を一緒に作る。作り置き用の煮浸しはタッパーに保管しましょう。すぐに食べないなら、最初からタッパーで冷蔵保管OK。煮浸しは、作りたてのホカホカより、冷やした方が美味しいですよね
そういった意味からも、初めからタッパーに入れ冷やす。この作り方(レシピの手順通り)をしていれば、常温放置してダメになってしまう事も防げます!
菜の花の煮浸しの煮浸しを冷蔵庫に保管する場合~冷蔵の日持ち、賞味期限の目安は?~
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冷蔵保管:3日以内
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(消毒した容器、タッパーは清潔に)
煮浸しを作り置きするときは、特にココに注意。煮浸しはどちらかというと、傷みやすい野菜を使いますので「消毒した容器」、タッパーは清潔な状態が望ましいです。正しい保管方法なら、冷蔵庫で3日と日持ちます
菜の花の煮浸しの煮浸しを冷凍保管する場合~冷凍の日持ち、賞味期限の目安は?~
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冷凍保存:そのまま冷凍はNG
菜の花の煮浸しを冷凍する場合です。冷凍保存は、残念ながらNGです。煮浸しの煮汁をよく吸い込んでいると、冷凍は不向きです。冷蔵庫で3日以内に食べる方法が、作り置きならあっています
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冷凍した菜の花→解凍
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→そのまま、時短料理に
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(自然解凍:冷蔵庫で2~3時間ほど)
菜の花を煮浸しにするときは、「作り置きを冷凍ではなく、冷凍した菜の花から作る」のが正しいです。
冷凍した菜の花は、2、3週間の日持ちです。冷凍は、水気を落としてカットして保存用の袋(ジップロックなど)に入れ凍らせます。ジップロックのまま自然解凍もいいですが、タッパーに移して自然解凍すると下にたまった水気を捨てやすいです
冷凍菜の花は、煮浸し以外にも、お吸い物にそのまま具材にするなど活用方法の幅も広いです
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煮浸しの場合は、解凍後:水を絞る
煮浸しの場合は、自然解凍後、よく水を絞ると、その状態から煮浸しを作ってOKです!冷凍を考えて煮浸しを作るなら、この方法が「味も美味しい」ですし「長期保管」もできます
※冷凍する方法は、菜の花の日持ちのところで解説しています(もう少し、上にある項目です)
煮浸しが腐った時の特徴と見分け方~味・臭い・見た目、よくある食中毒~
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見分け方:菜の花が変色、ぬめり
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よくある食中毒 :消化不良便、下痢
まずは、菜の花そのものの腐りの話からです。菜の花は長持ちしにくく、腐ると「葉っぱの部分が、ぐにゅ」っと柔らかくなります。その後、乾燥しながら、ぬめりと水分が出てきます。水分が出てきているものは完全にダメです
腐った菜の花の煮浸しの場合はどうでしょうか。煮浸しは変色するといっても見分けが難しい色合いです
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腐った見た目:ぬめりがあるかを確認
野菜から水分が「べとっ」と出ていたり、表面に「ぬめり」があるものは腐っています。しかし、過去の食通毒の事例では「2月~7月の期間」に煮浸しから「ウェルシュ菌」が発生し、食通毒の事例があります。
ほとんどが、青菜(ほうれん草、チンゲンサイ)を使た煮浸しが多く、給食や老人ホームといった施設の出来事です
施設や学校は、大量に作り、お昼までの時間なら常温でお浸しを冷ますという方法だったのかもしれません。
はっきりとした詳細はわかりませんが、春から夏にかけての期間に「常温」の状態であった、完全に密封されていなかったことが原因ではないかと考えられます。こういった事例からも、家庭での煮浸しの保管は、やはり密封容器で、冷蔵庫に保管。この方法がベストなのではないでしょうか
この他にも、異臭(チーズや納豆っぽい臭い)を放つ、酸っぱい臭いや生ごみの臭いがするもの。見た感じ:白っぽいカビ(黒、茶色の場合も有)、表面にぬめりがある。変色した水分が垂れている、ネバネバした糸を引くなど、こういった症状が確認されたら、アウトですので、絶対に食べないようにしましょう
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