トンボの寿命の平均はどのくらい?幼虫のヤゴやオニヤンマ・イトトンボの一生

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オニヤンマやイトトンボの寿命と一生は?

トンボの寿命の平均はどのくらい?幼虫のヤゴやオニヤンマ・イトトンボの一生

  • 夏・秋に見かける

  • トンボとは、こんな昆虫!

  • トンボの一生を種類別に、徹底解説!

トンボ(蜻蛉)とは、蜻蛉目に属する昆虫で幼虫が羽化をすると空を飛び回る!羽のある虫です。

夏の終わりや秋になるとよく見かけるトンボですが、いつの間にかいなくなってしまいますよね

森や自然のある場所で冬越し、ひっそりと暮らしているかと、思いきや、実は、トンボの成虫の寿命は短く、冬越しできないトンボが大半です

今回は、トンボの一生!幼虫から成虫になり、どのくらい生きるのか。飼育、子供が網でつかまえたトンボが長生きするのか

詳しく知りたい方向けに、オニヤンマ、ギンヤンマ、羽黒トンボ、シオカラトンボ、イトトンボ、赤とんぼの平均的な寿命を徹底解説しますね

トンボの赤ちゃん、幼虫の名前:ヤゴ

  • トンボの赤ちゃん

  • 幼虫の名前は?

  • 名前:ヤゴ

まずは、成虫のトンボの前に、トンボの赤ちゃんから説明します!

トンボの赤ちゃん、幼虫の名前を「ヤゴ」と言い、ヤゴは浅瀬の川を生息地としてます

川や田んぼの端っこ、ちょっとした草むらの部分や、川にある石の下によくいる幼虫です

  • 生息地・住処

  • 川の端の草むら、石の下

  • 幼虫の期間:2~6ヵ月

外見がトンボによく似ているウスバカゲロウの幼虫は、アリジゴク。ウスバカゲロウの幼虫は砂場を生息地としていますが、シオカラトンボや赤とんぼといった普通のトンボは、川の中でほとんどの時間を過ごし「トンボの幼虫⇒ヤゴの期間は2~6ヵ月」、中には数年、川の中で過ごすヤゴもいます。

ヤゴは「5月後半から、8月に羽化」をし成虫のトンボになります。夏休みや秋に、トンボを見かける理由は、7月頃からが本格的なトンボのシーズンだからです

  • トンボの寿命はどのくらい?

  • トンボの寿命:1~3ヵ月

  • 平均寿命:2か月

トンボはセミと同じで「幼虫期間の方が、成虫よりも長い昆虫」であり、トンボの寿命は成虫になってから3か月以内す。

ほとんどのトンボは、卵の状態で冬越し(中には幼虫のまま冬越しするヤゴもいる)をし、温かくなった春から羽化します

夏休みの8月頃に活発的に活動し始めますが

ヤゴから成虫になってからの寿命は「1~3ヵ月」と短い種類が多く、平均寿命は2か月程度です

トンボの成虫の寿命の全般的なお話は「子供が捕まえてきてから、1ヵ月程度で寿命を迎える」と考えて良いかと思います

しかし、トンボの種類によって、寿命は少し違うので、もう少し詳しく、種類別に寿命の目安を説明します!

トンボの寿命と一生:オツネントンボの寿命は、成虫になってから10ケ月

  • オツネントンボは冬越しする!

  • オツネントンボの寿命

  • 10か月から1年

普通のトンボは、成虫になると「冬越しできない=冬までに寿命が尽きる」のですが

オツネントンボは「成虫で冬越しする」と、珍しいレアなトンボ。オツネントンボの「オツネン=冬越し」という意味があります

オツネントンボの寿命は他のトンボより長く、10か月から1年の寿命です

大きさは3.5cm~4cmより小さいぐらいの体長で、毎年6月頃に羽化をし

翌年の6月頃まで生きているトンボで、夏・秋以外に冬や春でも、元気に過ごしているのが特徴です

トンボの寿命と一生:オニヤンマの寿命は、成虫になってから1~2か月

  • オニヤンマの寿命はどれくらい?

  • オニヤンマの寿命

  • ⇒1~2か月

  • オニヤンマの幼虫期間

  • ⇒3~5年

子供が好きなトンボの1つ、黄色と黒のシマシマ+他のトンボより大きくてがかっこいいのがオニヤンマです

オニヤンマの寿命は、成虫になってから1~2か月と短く、秋の9月の終わりには寿命を迎えま

しかし、あの大きさですから、幼虫の期間は長く、3~5年はヤゴとして過ごします

オニヤンマの寿命は幼虫期間を含めると3~5年ですが、大人になると1~2か月の寿命です

オニヤンマの子供のエサはミミズやミジンコだけでなく、川に住む野生のメダカも食べると食欲は旺盛!

長く飼育するなら、オニヤンマの幼虫がベストですが、食欲はすごく、エサが少ないと共食いをしてしまいます

やはり、もりもり食べるだけあって、体が大きくなるのだなという感じのトンボです

トンボの寿命と一生:ギンヤンマの寿命は、成虫になってから1~2か月。幼虫期間は8か月

  • ギンヤンマの寿命はどれくらい?

  • ギンヤンマの寿命

  • 1~2か月(9月まで)

  • ギンヤンマの幼虫期間:8か月

ギンヤンマとは、幼虫期間が8か月ほどあり、ヤゴの状態で冬越しするトンボ。毎年5月後半ごろから羽化をはじめます

ギンヤンマの寿命は1~2か月であり、9月の後半には、寿命が尽きお亡くなりになってしまいます

他のトンボと同じくらいの平均的な寿命です

ギンヤンマは、オニヤンマより1周りサイズが小さく「70~80ミリ」程の体長ですが、空を飛ぶ速度は日本の昆虫界でピカイチで「時速70kg、瞬間!最大速度は100km」を超える、スピード型の素早いトンボです

トンボの寿命と一生:羽黒トンボの寿命は、成虫になってから2~3ヵ月。幼虫期間は1~2年

  • 羽黒トンボの寿命はどれくらい?

  • 羽黒トンボの寿命

  • 2~3ヵ月(10月まで)

  • 羽黒トンボの幼虫期間

  • 1~2年

ハグロトンボとは、昔の化粧の方法の1つ『お歯黒に色が似ていた』ことから、名前が由来しています。別名、仏とんぼ、極楽とんぼといった神や仏的なネーミングで呼ばれることもあり「ふわふわと飛ぶ姿が幻想的」なのが特徴です

ハグロトンボの生態系は「幼虫期間:1~2年」と、卵ではなく幼虫の姿で冬越しします

他のトンボと少し違うのは、1か月ほど、羽化のタイミングが遅く「10月の終わり頃」まで生息しているのも特徴の1つです^^

トンボの寿命と一生:シオカラトンボの寿命は、成虫になってから1ヵ月。幼虫期間は3~10か月

  • シオカラトンボの寿命はどれくらい?

  • シオカラトンボの寿命

  • 1ヵ月、9月頃まで

  • シオカラトンボの幼虫期間

  • 3~10か月

シオカラトンボとは、少し特徴的で「脱皮を10回」程する為、幼虫の期間は比較的長く3ヵ月から10か月ほどです

しかし、主に出没する時期は5月頃から9月と長いですが、寿命は他のトンボと比べて短く1か月と短命です

セミよりもちょっと長い寿命ですが、セミは幼虫期間が7~10年と長く、シオカラトンボはセミと比べては幼虫期間も短いので、捕まえても逃がしてあげたいトンボの1つです!

トンボの寿命と一生:イトトンボの寿命は、成虫になってから9~10か月。幼虫期間は2か月

  • イトトンボの寿命はどれくらい?

  • イトトンボの寿命

  • 9~10か月

  • イトトンボの幼虫期間

  • 2か月

イトトンボは種類が豊富で、寿命は9~10か月と長いタイプが多いですが、4~5か月くらいが平均的な寿命と言われます

オスよりメスの方が、ほんの少しだけ数ミリ大きいというぐらしか見分け方がないのも特徴の1つ

イトトンボの大きさは3cm以下が多く『細くて糸みたい』な体が、名前の由来と言われます^^

トンボの寿命と一生:赤とんぼの寿命は、成虫になってから2~3か月。幼虫期間は2か月

  • 赤とんぼの寿命はどれくらい?

  • 赤とんぼの寿命

  • 2~3か月

  • 赤とんぼの幼虫期間

  • 2か月

赤とんぼとは、赤いトンボの総称のことで代表的な赤とんぼは「アキアカネ」という名前です

アキアカネは幼虫期間が2か月、成虫になってからの寿命は3か月ほどです

6月ごとに羽化し、暑さに弱いアキアカネは8~9月を涼しい山で暮らします

9月~10月と涼しくなった季節に人里へ現れる=最も秋に見かけるトンボです。ちょっと変わった生態系をしていますが、理にかなった生き方をしていますので、一番、賢いトンボかもしれませんね^^

さて、今回はトンボの寿命について各種!よく日本にいる有名なトンボで紹介しました。

子供がトンボを捕まえてきた!田舎へ遊びにいった時に、持ち帰ったときなど。いつまでトンボが生きているのか、飼育・育てるとしても、冬まで生きられないトンボがほとんど!と、大事に育ててる子供にすぐに教えらないかもしれんが、トンボの寿命は短いっという事だけは頭に入れておいていいかと思います

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