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バケットの冷凍から解凍まで!
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バケットの常温保管、冷蔵庫、冷凍保存を徹底解説!
バケットとは『バケット=杖の意味を持つ』フランスパンの種類の1つです。丸いパンよりも杖のように長い形をしていますが、これはパンを焼く時に、丸めて個別に作るよりも早く作る事ができるメリットがあるので、この形が定着したという経緯があります
ですので、丸ごと1本!と保管もしやすいので、あとは保管方法のコツを掴めば長く楽しんで食べられると思います
ここでは、バケットの常温保管、冷蔵庫保管、冷凍保存からの解凍方法を詳しく解説しますので、手作りした時や大量購入して保管に困った時の参考・目安にしてくださいね
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バケットは、消費期限内は常温保管
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冷蔵庫NGだけど、冷凍保存できる!
手作りと、パン屋で買った「バケット」の保管についてです
炊いたご飯を冷蔵庫で保管すると、お米がすぐにカチカチになる経験をした方いるのではないでしょうか。あの現象と同じで、パンやご飯といったデンプンを含むモノは冷蔵庫の温度で、パッサパサになります
焼いたパン生地は冷蔵庫の低い温度で『水分が抜ける問題』がありますので、冷蔵NG。賞味期限内は常温保管、長期保管は冷凍保存です
バケットの常温保管:日持ちする賞味期限の目安は?常温の保管温度、場所は?
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バケットの賞味期限と消費期限
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賞味期限の目安:3日以内
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消費期限の目安:約4日(賞味期限+18時間)
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消費期限切れのパン:NG
バケットの賞味期限は3日以内の商品が多く、消費期限で記載があります
消費期限は、5日以内の日持ちのモノに記載されるルールがありますので、ほとんどのパンは、消費期限が決まっています。
概算の目安になりますが、消費期限は「製造からの賞味期限×0.8」という式で決まることが多く、バケットの場合「賞味期限は約3日→1.25倍の3日と18時間」が、消費期限ではないかと推測されます
賞味期限で考えた時、製造から3日+18時間の間であれば「カビ・異臭がないかなどのチェック後、食べられる」可能性があります。ただし、消費期限(3日+18時間の間など)を過ぎたバケットは、NG。消費期限切れのバケットは食べてはなりません。
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本当はもっと賞味期限は長いのでは?
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中世ヨーロッパでは、4、5日ほどでカビ
バケットの賞味期限は3日以内、消費期限は4日程度と言いましたが、『昔のフランスでは、1週間ぐらい保管していた』というような話を聞いたことありませんか?
フランスパンなら長く日持ちするとイメージがあると思いますが、ここは中世時代の名残もあるのかと思います。
中世ヨーロッパでは「パンを焼くかまどは、大きな税金の対象」で、庶民は町にある『かまどを借りて、パンを焼く』しか方法がなく、週に1度程度やいて食べた(何回も焼くと、お金やパンの納税が余分にかかるので)と記録があります。しかし、4、5日ほどで『カビがはえ、カビを取ってスープに入れて食べた』と記録もあり『食糧事情が苦しかった』経緯があります
要するに、給料日までお金ない!賞味期限切れてるけど、食べ物が買えない!というような状態であれば、確かに賞味期限切れでも食べてしまいますよね。こういう事情に近いことかと思いますので、フランスパンは1週間大丈夫というモノはあまり過信しない方がいいと思います
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推奨の保管温度:4度以上、20度以下
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場所:高温多湿を避ける、日のあたらない涼しい場所
バケットは「常温:約4日以内」の保管期間と説明しました。では、保管の注意点はどんな事があるでしょうか
パンは、2つの温度帯で傷みやすいとされます。1つは「0~4度の低温」もう1つが「20度以上」の温度帯で「4~20度以下の温度」が適温です。 一般的に『菌が特に繁殖するのは、温度25度以上、湿度60度以上のどちらかが多い』と考えられますので、特に危険なのは夏場の25度以上の日、20度以上でも湿度の高い日です
ここまで考えるとパンは、常温保管が基本ですので「温度は20度以下」で「日のあたらない涼しい場所」を保管場所にするのがベストです。
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手作りホームベーカリーの場合は?
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冷めてから、個別にラップをする
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カットした時は、個別ラップが、カビの移植を防ぐ
手作りした時は熱いままででラップすると『むした蒸気』で傷みやすくなるので「あら熱が冷めてから、ラップ」をして保管するのがポイントです
バケットは、まるごと1本保管が基本ですが、カットした時は、個別にラップになります
パンは1個カビが生えると、隣のパンにもカビが移ります。個別ラップを推奨してるのは、もしも、カビが発生した時に『他のパンにカビを移さない工夫』です。パンのカビは、パン生地の水分から発生するので、外からでは見分けがつきにくいと。そういった問題もありますから、個別ラップが推奨です!
バケットを冷凍保管する場合:日持ちする賞味期限の目安は?解凍方法・温めなおしとは?
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バケットは冷凍保存ができる!
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日持ち目安:2週間以内
バケットは、0~4度の温度も傷みやすく「冷蔵庫の温度:2~3度」ですから、冷蔵庫の保管がむいていません。
バケットの生地の中のデンプンは、0~3,4度で劣化しやすく、パン生地から水分が抜け「パンが固く」なります。パン屋さんで大量購入!常温で保管できる期限内に食べないのなら『冷凍保存』です
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バケットを冷凍保存する方法①
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個別ラップ+ジップロック
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バケットを冷凍保存する方法②
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個別にアルミホイル+ジップロック
バケットの冷凍は、よく空気を抜いて「個別ラップ+ジップロック」で密封して保管です。
バケットは、ゆっくり冷凍するより急速冷凍。アルミホイルで包む+ジップロックの保管方法なら、ラップより気密性が高いだけでなく、熱が伝わりやすく、早くパン生地の中の水分を冷凍できます。
②の冷凍保存の保存の方法の方が、解凍した時の温めたパンも美味しいです
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冷凍したバケットの解凍方法は?
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自然解凍:常温:2~3時間
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自然解凍:冷蔵庫:前日に移動
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食べる時に、レンチンで!
バケットの自然解凍の方法です。
自然解凍は、常温と冷蔵庫で解凍時間が違いますので、食べる予定の時間に合わせて、どちらか選びます。
常温なら2~3時間、冷蔵庫なら食べる前日からがちょうどいい自然解凍の時間です。朝食に冷凍したモノを食べる予定なら、前日の夜に冷蔵庫へ移すのがベストです
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冷凍したバケットを、すぐに食べたい時は?
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電子レンジ、トースター
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ポイント:霧吹きで少し水分を
冷凍したバケットをすぐに食べたい日は、電子レンジやオーブンで温めも可です。
しかし、バケットの生地が『べちゃっとする感じがする』と、熟成パンのような感じになりやすいので「この食感が嫌い」な方は、自然解凍からの温めの方があっていると思います。
香ばしい感じのパンが好きな方は『アルミホイルで包む+軽く霧吹き』をするとお好みの食感かと思います。
さて、バケットの常温、冷蔵庫、冷凍保存から解凍方法まで詳しく解説しました。日持ちする期間は、コレぐらい!という目安を参考に、あとは食べた時の「食感の好み」に合わせて、保存方法を参考にしてくださいね
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