バケット・バゲットの賞味期限と消費期限切れ⇒常温・冷蔵庫・冷凍保存の方法

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バケットは冷凍できる?日持ちする期間と消費期限切れはどれくらい?

バケットは冷凍できる?日持ちする期間と消費期限切れはどれくらい?

  • バケットの冷凍から解凍まで!

  • フランスパンの保存方法!

バケットとは『バケット=杖の意味を持つ』フランスパンの種類の1つです

文字で書くとバケットと書きがちですが、発音はバゲットです^^

丸いパンよりも杖のように長い形をしているのがフランスパンのバゲット⇒パンを焼く時に、

丸めて個別に作るよりも早く作る事ができるメリットがあるので、この形が定着したという経緯があります

このような製法の経緯から、丸ごと1本!とバゲットは保管がしやすいのです

あとは保管方法のコツを掴めば長く楽しんで食べられると思います

今回は、自分で焼いた手作りバケットとパン屋さんのフランスパン⇒バゲットの常温保管、冷蔵庫保管、冷凍保存からの解凍方法まで!一通り保存方法を詳しく解説します

手作りしたバケットや大量購入して保管に困ったバゲットの日持ちの参考・目安にしてくださいね

  • バケットの保存方法とは?

  • 消費期限内は常温保管

  • 冷蔵庫NGだけど、冷凍保存できる!

手作りバケットと、パン屋で買ったフランスパンの「バケット」の保管についてです

炊いたご飯を冷蔵庫で保管すると、お米がすぐにカチカチになる経験をした方いるのではないでしょうか。あの現象と同じで、パンやご飯といったデンプンを含むモノは冷蔵庫の温度で、パッサパサになります

焼いたパン生地は冷蔵庫の低い温度で『水分が抜ける問題』がありますので、冷蔵NG。賞味期限内は常温保管、長期保管は冷凍保存です

バケットの常温保管:日持ちする賞味期限の目安は?常温の保管温度、場所は?

バケットの賞味期限と消費期限:常温・冷蔵庫、冷凍保存

  • バケットの賞味期限と消費期限

  • 賞味期限の目安は?

  • ⇒3日以内

  • 消費期限の目安は?

  • ⇒約4日

  • (賞味期限+18時間)

  • 消費期限切れのパン:NG

バケットの賞味期限は3日以内の商品が多く、消費期限で記載があります

消費期限は、5日以内の日持ちのモノに記載されるルールがありますので、ほとんどのパンは、消費期限が決まっています。

概算の目安になりますが、消費期限は「製造からの賞味期限×0.8」という式で決まることが多く、バケットの場合「賞味期限は約3日→1.25倍の3日と18時間」が、消費期限ではないかと推測されます

賞味期限で考えた時、製造から3日+18時間の間であれば「カビ・異臭がないかなどのチェック後、食べられる」可能性があります。ただし、消費期限(3日+18時間の間など)を過ぎたバケットは、NG。消費期限切れのバケットは食べてはなりません。

  • 推奨の保管温度は?

  • 4度以上、20度以下

バケットは「常温:約4日以内」の保管期間と説明しました。では、保管の注意点はどんな事があるでしょうか

バケットは、2つの温度帯で傷みやすいとされます

1つは「0~4度の低温」もう1つが「20度以上」の温度帯で「4~20度以下の温度」が適温です

  • バゲットの保管場所は?

  • 高温多湿を避ける

  • 日のあたらない涼しい場所

 一般的に『菌が特に繁殖するのは、温度25度以上、湿度60度以上のどちらかが多い』と考えられますので、特に危険なのは夏場の25度以上の日、20度以上でも湿度の高い日です

バケットは、常温保管が基本ですので「温度は20度以下」で「日のあたらない涼しい場所」を保管場所にするのがベストです。

  • 手作りホームベーカリーの場合は?

  • 冷めてから

  • 個別にラップをする

  • カットした時は?

  • 個別ラップが、カビの移植を防ぐ

手作りしたバケットは熱いままででラップすると『むした蒸気』で傷みやすくなるので「あら熱が冷めてから、ラップ」をして保管するのがバケット保管のポイントです

バケットは、まるごと1本保管が基本ですが、カットした時は、個別にラップになります

パンは1個カビが生えると、隣のパンにもカビが移ります。個別ラップを推奨してるのは、もしも、カビが発生した時に『他のパンにカビを移さない工夫』です

パンのカビは、パン生地の水分から発生するので、外からでは見分けがつきにくいと。そういった問題もありますから、個別ラップが推奨です!

  • 本当はもっと賞味期限は長いのでは?

  • 中世ヨーロッパでは?

パン焼きかまど

バケットの賞味期限は3日以内、消費期限は4日程度と言いました

『昔のフランスでは、1週間ぐらい保管していた』というような話を聞いたことがある

小説や学校の授業でヨーロッパンの人は古いパンを食べていたとみたことがるなど!

フランスパンなら長く日持ちするとイメージがあると思いますが、中世時代の名残があるのだと説明できます

  • 中世ヨーロッパはかまどがなかった!

中世ヨーロッパでは「パンを焼くかまどは、大きな税金の対象」で、庶民は町にある『かまどを借りて、パンを焼く』しか方法がなく、週に1度程度やいて食べた(何回も焼くと、お金やパンの納税が余分にかかるので)と記録があります

  • 4、5日ほどでカビが発生

しかし、4、5日ほどで『カビがはえ、カビを取ってスープに入れて食べた』と記録もあり『食糧事情が苦しかった』経緯があります

要するに、給料日までお金ない!賞味期限切れてるけど、食べ物が買えない!というような状態であれば、確かに賞味期限切れでも食べてしまいますよね。こういう事情に近いことかと思いますので、フランスパンは1週間大丈夫というモノはあまり過信しない方がいいと思います

  • バケットとバゲットってどっちが正しいの?

バケットとバゲットってどっちが正しいのか。実はバケットとバゲットに違いがあって

保存方法や日持ち期間が異なる!そんな事情があるかどうかが疑問の方、私たちが目にする言葉のバゲットとバケットは同じものです

簡単に説明すると、フランス語の「バゲット=Baguette」と発音するのが正しいです

  • バゲットが日本に来たの明治だよ!

日本にフランスパンがやってきたのは明治時代⇒庶民が食べ始めたのは昭和の時代。バゲットよりバケットの方が日本人的には発音しやすく、バケットとバゲットが混在しちゃった経緯があります

  • 昔の人の勘違いだよ!

では、バゲットを英語で書くとどうなるの?と言われたら、bucketだと思ってしまいますよね

現在もそうですが、フランス語と英語の両方の勉強を日本人はそんなにしませんから英語の「bucket=バケット」と間違えたまま、広まってしまったと考えるとわかりやすいと思います

ちなみに英語のbucket=バケットはパンではなく「バケツ」の意味です

バケットを冷凍保存する場合:日持ちする賞味期限の目安は?解凍方法・温めなおしとは?

  • バケットは冷凍保存ができる!

  • 日持ち目安

  • 2週間以内

バケットやフランスパンが冷凍保存できるか。バケットの冷凍保存は可能であり、バケットは冷凍保存2週間が日持ち目安です

バケットの生地は、0~4度の温度も傷みやすく「冷蔵庫の温度:2~3度」ですから、冷蔵庫の保管がむいていません。

バケットの生地の中のデンプンは、0~3,4度で劣化しやすく、パン生地から水分が抜け「パンが固く」なります。パン屋さんで大量購入!常温で保管できる期限内に食べないのなら『冷凍保存』が正解です

  • バケットを冷凍保存する方法は?

  • 個別ラップ

  • +ジップロック

パンの冷凍保管:ラップに包み冷凍する

  • バケットを冷凍保存する方法は?

  • 個別にアルミホイル

  • +ジップロック

パンの冷凍保管:アルミホイルに包み冷凍する

バケットの冷凍保存は、よく空気を抜いて「個別ラップ+ジップロック」で密封して保管です。

バケットは、ゆっくり冷凍するより急速冷凍がおすすめです

アルミホイルで包む+ジップロックの保管方法なら、ラップより気密性が高いだけでなく、熱が伝わりやすく、早くパン生地の中の水分を冷凍できます。

②の冷凍保存の保存の方法の方が、解凍した時の温めたパンも美味しいです

  • 冷凍したバケットの解凍方法は?

  • 自然解凍

  • 常温:2~3時間

  • 冷蔵庫:前日に移動

  • 食べる時に、レンチンで!

バケットの自然解凍の方法です。

自然解凍は、常温と冷蔵庫で解凍時間が違いますので、食べる予定の時間に合わせて、どちらか選びます。

常温なら2~3時間、冷蔵庫なら食べる前日からがちょうどいい自然解凍の時間です。朝食に冷凍したモノを食べる予定なら、前日の夜に冷蔵庫へ移すのがベストです

冷凍したパンの温め方

  • 冷凍したバケットを、すぐに食べたい時は?

  • 電子レンジ、トースター

  • ポイント:霧吹きで少し水分を

冷凍したバケットをすぐに食べたい日は、電子レンジやオーブンで温めも可です。

しかし、バケットの生地が『べちゃっとする感じがする』と、熟成パンのような感じになりやすいので「この食感が嫌い」な方は、自然解凍からの温めの方があっていると思います。

香ばしい感じのパンが好きな方は『アルミホイルで包む+軽く霧吹き』をするとお好みの食感かと思います

さて、バケットの常温、冷蔵庫、冷凍保存から解凍方法まで詳しく解説しました。日持ちする期間は、コレぐらい!という目安を参考に、あとは食べた時の「食感の好み」に合わせて、保存方法を参考にしてくださいね

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