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なんと!蛍は幼虫も光る種類が多数!
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ホタルの寿命から考える活動時期と時間帯とは?
ホタルとは『コウチュウ目ホタル科』に属する昆虫であり、ゲンジボタルや姫ホタルが有名ですよね。
ホタルが光る時期や時間帯を知ってデートや子供と観察がしたい!といっても、いつごろホタルが見れるのか。このお話は、お住いの地域とホタルの寿命が大きく関係しています
今回は、ホタルの生態系からいつ頃からホタルが光る!確実に見る事ができよ!というアイデアまで詳しく教えちゃいますね
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ホタルは幼虫が光る方が圧倒的に多い!
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ホタルの幼虫の呼び名・名前は水ホタル
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→幼虫は3月後半からがよく光る!
ホタルは世界に2000種類、日本に50種類ほどいると言われます
私たちは『ホタル=空を飛んで光る』とイメージを持ちがちですが、成虫になってから光るホタルの方が少なく、実は、水の中で『卵、幼虫、蛹の状態で光るホタル』が多く、成虫になると光らなくなるのがホタルの実態。卵、幼虫、蛹+成虫になってからも光るのはゲンジボタル(源氏蛍)とヘイケボタル(平家蛍)ぐらいで、数少ないレアなのがこの2つです
ホタルの幼虫の名前は『光る幼虫』を江戸時代の人が発見し『水ホタル』と名付けています^^
ホタルの幼虫は卵から産まれ『約1年』もの間、幼虫として過ごします。そして、ホタルの幼虫は『3月後半からがよく光る』ようになり、実は夏より前にホタルを見ることが可能です
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ホタルの成虫の寿命は?
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ホタルの寿命:約2週間
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ホタルの平均寿命:10日
実は蛍は幼虫が光る種類の方が圧倒的に多い!と説明しましたが、私たちが『ホタル観察』に行く時に水辺や田んぼを光りながら飛ぶタイプは、寿命は約2週間。すぐに死んでしまう蛍は2~3日ですが、平均的に10日ほど成虫のホタルは生きるとされます
つまり、私たちが見たい!と思う成虫のホタルは、活動時期は短く、10日ほどの期間しかチャンスはありません
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地域別のホタルが光る時期は?
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九州地方:5月11日から20日
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中国地方:5月21日から30日
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近畿地方:5月21日から30日
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関東地方:6月1日から10日
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北陸地方:6月11日から20日
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東海地方:6月11日から20日
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北海道:7月20日~31日
ホタルは、日本全国、一斉に光始める訳ではなく、ちょっとした法則に基づいて光ります
ホタルは平均的に10日ほどしか寿命がありませんので『ホタルを見たよ』という口コミやニュースの情報から逆算すると、自分の地域で光る時期が予測できます
九州地方から北海道まで、ホタルが光る時期の目安の時期は、上に記載ある通りです。たとえば、5月21日頃からと日本の南、球種からホタルは光始めます
次に近畿・中国地方は5月21日から30日に光はじめ、日本を北東方面に向かって順番にホタルを見ることができます。その後は位置的な順番は前後しますが、関東地方(東京方面)が6月1日から10日、東海地方(愛知県、名古屋付近)なら6月11日から20日に光るのがおおよその目安です
ざっくり言うと、北海道の7月を除けば『日本でホタルが見れる時期とは、5月10日~6月20日前後』がピーク時期で、自分が住む地域より西、もしくは、南側の地域でホタルを見た!という情報をゲットしてから『前後5日以内なら、お住いの地域』でホタルが見れる可能性が高い事になります
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ホタルが光る時間帯は?
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光始めの時間:19:30~
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ピークの時間帯:20:00~21:00
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光らなくなる時間:22:00頃
今度は、ホタルが光る時期、シーズンではなく、ホタルが光る時間帯です。
ココはほぼ全国共通で『ホタルが光始める時間:19:30頃(夜の7時半)』から、徐々にピカピカ光始めます。その後、一番たくさんホタルを見る事が出来るピークの時間帯は『20:00~21:00』と、8時9時の時間帯です
9時を過ぎるとホタルはあまり光らなくなり、10時頃には、ほとんどピカピカしません
つまり、デートでロマンチックに蛍鑑賞がしたい!子供に生のホタルを見せてあげたいと思ったら「8時~9時の時間帯」を狙うべきです^^
さて、今回はホタルの寿命とホタルが活動する時期を紹介しました。ホタルの成虫は10日ほどしか寿命がなく、ホタルを見ようと思ったら「近くの地域でホタルを見た!という情報」から5日前後ぐらいしか、自分の住む地域では見られない事が多いよ!というのが結論です
ホタルを確実に見たい方は、時期と時間帯、そして、ホタルの目撃情報を調べることが最優先です!