じゃがいもポタージュの日持ち～残った冷蔵・冷凍スープの保存方法！

• じゃがいもを使ったスープの日持ちと賞味期限は？
  

• じゃがいもポタージュは冷蔵保管、冷凍保管できるの？？
  

じゃがいもは傷みやすいと言いますよね。ポカポカで温かいジャガイモのポタージュを作る場合、保管はできるのでしょうか。ここでは、じゃがいもポタージュの常温の賞味期限から、冷蔵庫の保管、冷凍保存の方法と日持ちまで詳しく解説しますね。

• 余った時の保管方法：冷蔵保管（一時的のみ）
  

• 作り置きの保管方法：冷凍保管
  

大量に作って「ジャガイモのポタージュ」が余ってしまった時と、作り置きして保管しておく場合で保管方法が違います

献立使って残ってしまった日は、すぐに食べる予定がある時など一時的に冷蔵保管が出来ます。ジャガイモは傷みやすいので日持ち期間は短いため、あくまで短期的な保存と考えるべきです

作り置きでポタージュをストックする時は冷凍保管が向いています。冷蔵保管の方が日持ちが短く、味の劣化が早いです。作り置きをわざわざ冷蔵保管する必要はないので、余った時以外は冷凍保管が推奨です！

• ジャガイモも具材に使っていたら？
  

中には「じゃがいも」を具材として、ポタージュを作ることがあると思います。この作り方の場合は、具材のジャガイモは取り除く必要があります

冷蔵の場合でも、水分につかったジャガイモの保管は危険です。傷みやすいジャガイモは取り除きましょう。冷凍スープとして作り置きする場合、ゴロゴロしたジャガイモを具材にすることも出来ますが、解凍後、ジャガイモがボソボソにて味の劣化が激しいです

じゃがいものポタージュの常温保管～常温保管は基本NG、残った「じゃがいものポタージュ」を鍋ごと保管する場合の注意点は？～

• 常温保管：基本NG
  

• 夏は数時間程度で、ダメになってしまう事も！
  

• 菌が繁殖する温度は、２０～５０度（４３度以上で最も繁殖）
  

じゃがいもは傷みやすく、菌が繁殖しやすい環境です。特に菌（ウェルシュ菌など）は、２０～５０度前後（４３度以上が一番、増える）で繁殖すると言われています。日本の気温からして、冬以外は常温保管は難しいですし、今や冬でも家の中は暖房で温かいと、常温での保管はむいていません

作りすぎて残ってしまった時は、冷蔵庫へ。食べる予定がすぐにないなら、冷凍しましょう

• 鍋ごと保管でやるべき事、注意点は？
  

• 定期的な加熱、再沸騰させること
  

• ７５度以上、１分間以上の加熱を！
  

定期的な加熱をすることで、ポタージュも日持ちするようになります。

基準としては「７５度以上の温度で、１分」でほとんどの菌（腸炎ビブリオやO157など）は死滅するからです。しかし、食中毒よくある原因の「ウェルシュ菌」は完全には死滅しません。増殖するウェルシュ菌は加熱処理で死滅するとされますが、芽胞を作った状態ですと１００度の温度に６時間耐久するとされます

さっき加熱処理したから大丈夫と思っても、増殖する菌は死滅しても、芽胞はいますので。また、復活すると思ってください。そういう意味では、鍋ごと保管はめんどうな事も以上に多いですし、再加熱を繰り返すと味が損なわれます。

じゃがいものポタージュの冷蔵庫保管～作り置きで冷蔵ストック！冷蔵庫の日持ち、賞味期限は？～

• 冷蔵は可能だが、小分けして冷凍が適している
  

• 冷蔵の日持ち：３日（推奨：２日）
  

• 鍋ごとの場合：翌日まで
  

• 冷蔵保管の方法：保存容器
  

余ってしまった時など。保存容器で保管は可能です。しかし、基本的にはこのスープは冷凍向きです

タッパーは空気を密封できるので、鍋よりは安心。タッパー冷蔵保管で３日の日持ちですが、推奨としてはジャガイモを使っていますので２日と冷蔵保管でも心配事が多いのも事実です。

保管する時は「消毒したタッパー、保存容器」に保管します。消毒方法は、きれいに洗い乾かしたタッパーに「キッチン用アルコール除菌」をふりかけます。まず、タッパーの内側から磨き、フタの裏までしっかりふいてきれいにしましょう

じゃがいものポタージュの冷凍保管～作り置きは冷凍できる？余ったビシソワーズの冷凍保存～

• じゃがいもポタージュの冷凍：密封可能な保存袋（ジップロック等）
  

• じゃがいもポタージュの日持ち：２～３週間
  

• 賞味期限を忘れないように「ジップロックに日付を書く」
  

冷凍する時はジップ付きの「密封可能な保存袋（ジップロックなど）」で保管します。作ってから熱いうちではなく「冷めてから」、できれば急速冷凍後に冷凍保存が一番望ましいです。この方法で、ポタージュは２～３週間、冷凍で保管可能です

• 解凍方法：１食分ごとに半解凍→鍋へ
  

• 解凍方法：もしくは、流水解凍
  

解凍方法は、袋のまま冷凍庫から、冷蔵庫へうつします。半分、冷蔵庫の中で自然解凍させて、袋から簡単に取り出せるぐらいになったら、そのまま鍋にかけます。この半解凍の方法は、溶けるまで少し時間がかかりますので、もっと早くポタージュを解凍したい時は、流水解凍をしましょう

じゃがいものポタージュが腐るとどうなる？傷んだ食材の特徴と見分け方～味・臭い・見た目、よくある食中毒～

• 調理済みジャガイモの日持ちは？
  

• 冷蔵保管の日持ち目安：２～４日（推奨：２日以内）
  

• 冷凍保存：１か月（推奨２週間）
  

主な材料は、じゃがいもです。ポタージュ自体の腐りは「変色」する、異臭がするなどになりますが、非常に見分けがつきにくく、常温で長く放置するのは好ましくありません

食材のじゃがいもは、食中毒事例もありますので。まずは、じゃがいも、そのものの話からです。冷蔵庫で「調理済み、潰したジャガイモ」を保管する場合、日持ちは２～４日です。しかし、冷蔵庫に入れてから「３日を過ぎたら、腐ったニオイ」がしたという事例もありますので、推奨としては２日です

じゃがいもは傷みやすいですが、調理方法にも注意が必要。基本的な事ですが、じゃがいもは芽の付近に毒があります。すりつぶして作るポタージュは、気を使うべきです。あとは、保管方法と日持ち期間を守ることが重要です