【低体重児/未熟児】やせ妊婦、妊娠中の母親の栄養状態が原因!痩せすぎは、赤ちゃんの成長を阻害する発達障害の恐れがある低出生体重児になるリスクが!

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低出生体重児とは、生まれた時の体重が2500グラム未満の低体重児、未熟児の事です。特徴として、発達障害や免疫力が弱く感染症に弱い。呼吸器系、心臓や臓器の未発達の赤ちゃんも多く、妊娠前からの母親の「痩せすぎ」や「過度なダイエットでの栄養不足」が主な原因です。医療の発展で出生体重が1000グラム未満の超低出生体重児の死亡率は下がっていますが、それでも約4%。500グラム未満の場合は、約60%も死の危険があります。2500グラム未満の赤ちゃんは心臓病、脳梗塞、高血圧などの病気リスクも高まります

日本は未熟児の数は年々低下しているが、逆に増加しているのが「低体重児」。2500グラム未満で生まれる低出生体重児は10人に1人と言われている

 2500グラム未満で生まれる低出生体重児は10人に1人

写真:PAKUTASO

未熟児(呼吸機能、哺乳能力などが整っていない赤ちゃん)の数は減少傾向にあるが、2500グラム未満で生まれる低体重児の数は増加。30年前と比較し低体重児の数は2倍に。出生児10人に1人は、低体重児と言われ、低体重児の原因は妊娠前、妊娠中の母親の体の栄養状態と大きく関連している

低体重児が増えている主な理由と原因は「母親の体の栄養状態、やせすぎや妊娠中のダイエットが赤ちゃんを危険にさらす」

低体重児が増えている主な理由と原因は母親の体の栄養状態、やせすぎや妊娠中のダイエット 

  • 世の中全般的に、若い時から痩せている女子が増加

  • 女子は痩せていなければいけないという社会通念があり、必要以上のダイエットをしてしまう

  • 妊娠前、妊娠中でも過度なダイエット(野菜しか食べない等)や間違ったダイエット方法(運動や食事のバランスを無視)をする女性が増加

  • 産後の体型を気にして、妊娠中に十分な栄養を取らない女性が増加

2500グラム未満で生まれた低体重の赤ちゃんは、こんな病気のリスクが高まる!

 低体重の赤ちゃん

  • 心臓病(狭心症・心筋梗塞)

  • 第二糖尿病(遺伝的に血糖値が高い子供となってしまう) 

  • 本態性高血圧(原因不明の高血圧、遺伝から高血圧の子供に育ちやすい症状)

  • 脳梗塞

  • 脂質異常症(未熟児と同様に、網膜の血管が未発達な状態で生まれやすい為)

  • 神経発達異常、学力が低い子供が育ちやすいとの報告もあり

2500グラム未満の低体重児は、病気になるリスクが高い状態で生まれる。体の器官などが未発達な状態で生まれる事以外にも、よくある「子供の頃から心臓が悪い」「子供の頃から高血圧、血糖値が高い」など、今まで原因不明とされ、遺伝的な問題として捉えられていた症状の多くは、妊娠中、出生時の母親の体調や栄養状態に影響する事が最近の研究で明らかになってきている

妊娠中に女子が子供の為にするべき事「適度なBMI(肥満度)」「葉酸、ビタミン、鉄分」「青魚、穀物、炭水化物を食べる」

  • 適度なBMI値20~24前後を目安にする

妊娠中に女子が子供の為にするべき事、適度なBMI値20~24前後

BMIが20未満になると排卵に問題が発生するケースも。不妊リスクも高まります。適度なBMI(肥満度)が必要です

  • 葉酸、ビタミンD、鉄分を特に摂取しよう

鉄分の多い食べ物「豚レバー(13mg、100gあたり)、鶏レバー(9mg、100gあたり)」

レバーやうなぎ、緑黄色野菜(ホウレン草など)は、葉酸が多く鉄分も多いのでおすすめです

  • イワシやサバなどの青魚に含まれるn-3系の油(不飽和脂肪酸)を摂取しよう

イワシやサバなどの青魚に含まれるn-3系の油

青魚全般に多く含まれるn-3系の油(不飽和脂肪酸)は、魚以外ではえごま油やアマニ油、シソ油などからも取れます。食事として食べるなら、青魚の塩焼きや煮物などがよいです

  • 穀物や炭水化物をしっかりと食べよう

穀物や炭水化物をしっかりと食べよう

低体重児で生まれた赤ちゃんは、少ない栄養で効率的に栄養を蓄えるという自己防衛機能を備えて生まれてきます。妊娠中にしっかりと炭水化物を食べていないと、子供は逆に太りやすい体質で生まれてしまいます。現在の世の中では栄養をたくさん摂取できますので、同じものを食べていても他の子供より太る体質になりがちです

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