マムシに噛まれた時の人間の死亡率と犬が死なない話を解説!
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毒蛇に噛まれた時の致死率はどのくらい?
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毒が回る時間や入院する日数など詳しく解説!
日本に住む毒蛇は、ハブやヤマカカシ、そして一番被害が多いと言われるのがマムシ(二ホンマムシ)です。
マムシは日本全国どんな地域でもいると言われ、気温が24~28度で活発的に活動すると5月~10月前半頃までは注意が必要な蛇です。もしも、マムシに噛まれたら、どうなるの?放置すると?人間はマムシに噛まれると死ぬの?という疑問があると思います
今回は、マムシに噛まれた時の人間の死亡率、マムシの毒の致死率を解説します!
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マムシに噛まれた時の致死率・死亡率は?
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年間:2000~3000件(日本)
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日本:約0.3%
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世界:約8%(毒蛇)
マムシに噛まれたという事例は、正確には把握が難しく、実態は不明ですが全世界で約50万人が毒蛇(マムシ以外も含む)に噛まれ、4万人が死亡するとされ「世界の毒蛇による致死率・死亡率は、8%」とされています。日本の場合はハブやヤマカカシ、マムシの3種類が毒蛇で、マムシに限定すると1年間に2000~3000件あり、約10人程が亡くなっていいます
つまり、「日本のマムシによる致死率・死亡率は0.3%」という事になりますね。
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マムシに噛まれた時の死亡率は?
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病院に行けば助かる確率
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99.7%
マムシに噛まれると0.3%の人、3000人に10人が亡くなってしまう。この数字は「病院で治療を受けたけど、ダメだった人の割合」です。つまり、マムシに噛まれても「大丈夫な確率という意味ではない」ということ。病院で治療を受けた事がポイントです
逆い言えば、病院に行けば99.7%の確率で助かると考えるべきで、もしも噛まれても放置していいという訳ではないという意味です
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致死率の違いからどう考えるべき?
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マムシに噛まれたら
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すぐに病院へ行くべき
世界全体より、日本の方が低いのは病院へすぐに行ける国である事。マムシの毒の血清(治す薬)があるからと対応方法に違いがあると思われますので「日本人が特に毒蛇に耐性があるわけではない」です。つまり、マムシに噛まれたら「放置する=危険である」ということ、毒蛇の種類に違いはあっても、医療方法と医療体制の違いが最も大きなポイントと考えられますので、マムシに噛まれたらすぐに病院へ行くべきです
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マムシに噛まれたら、どうなる?
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毒が回る時間の目安は?
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⇒24~72時間
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30分以内
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⇒激しい痛み、出血、腫脹など
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1~2時間以内
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⇒めまい、吐き気、発熱など
マムシに噛まれたとき、噛まれてから30分以内に「激しい痛み、出血、腫脹」などの症状が現れ、1~2時間以内に「めまい、吐き気、発熱など」とされます。1時間以内に腫脹してこなければ、毒が入っている量は少ないと見方もできますが、24~72時間は毒が回りきってしまう時間なので安心はできません
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放置するとどうなる?
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後で3~7日ほど、入院することになる!
身近でマムシに噛まれた事がある人で、特に症状がなく放置した人がいますが。その方は、結局、翌日には病院へ行き、3日程、入院するはめになりました。症状が出た、出ないに関係なく「マムシに噛まれた→至急、病院へ行く」のが正しいと思います
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番外編
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犬はマムシに咬まれても死なない
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→別に死なない訳ではない
人間以外でマムシにペットが噛まれるケースがあります。昔から「犬はマムシに咬まれても死なない」と言われますが、別に死なない訳ではありません。漫画やゲームのように「毒無効のスキル」を犬が持っているのではなく、あくまで「毒耐性=軽減」であり「あんまり死なない」という事です
犬だけでなく猫も多少、耐性があるようでマムシに噛まれたら「病院へ連れて行く=ほぼ死なない」と助かりますので、ペットが噛まれてしまった時も人間と同じく、すぐに病院へ連れて行くべきです
さて、マムシの毒と死亡率、致死率について解説しました。マムシの毒は結局のところ危険で怖いモノと認識すべきですね。しかし、噛んだ蛇がマムシなのか、ただのシマヘビなのかと、蛇って見た目を知らないと何蛇なのか、わからない事があります。
こちらで「マムシの見た目の特徴・体長!見分け方は三角形の頭+ひし形模様」と「マムシの住処と巣穴!毒蛇のニホンマムシの生息地!」で見た目とよくマムシがいる場所を紹介しますので、何かのお役に立てればと思います
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