ラッサムは鍋ごと冷蔵保管、冷凍保管できるの??
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本格インドスープの保管方法!
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ラッサムスープの日持ちと賞味期限は?
南インドの本格スープ、ラッサムの保管方法です
カレーに合うスープなので家で大量に作ってストックしたいですよね
ラッサムは「トマト」をベースにレモンなどの果物、パクチーなどがはいっています
インド料理ですので、作り置きした時のいつまで日持ちするの?残ってしまった時は、どうやって保管するのがいいのとわからない事も多い!
では、ラッサムを作り置きする時の常温の賞味期限から、冷蔵庫の保管、冷凍保存の方法と日持ちまで詳しく解説しますね。
ラッサムの常温保管~常温保管は基本NG、余ったスープを鍋ごと保管する場合の注意点は?~
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常温保管:1~2日
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(定期的な加熱が必要)
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常温保管の温度:8~10度
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菌が繁殖する温度
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20~50度
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(43度以上で最も繁殖)
ラッサムはトマトをベースとしたスープです
トマトは常温でも8~10度なら保管が出来る野菜。この温度であれば、常温可という事ですが、野菜室に近い温度です。冬ならスープでも、保管温度的に常温でも可能かと思いますが、基本的にはNGと考えた方が良いです
ラッサムは、トマトのうま味がたっぷりありますから、菌が繁殖しやすい環境です
特に菌(ウェルシュ菌など)は、20~50度前後(43度以上が一番、増える)で繁殖すると言われています。日本の気温からして、冬以外は常温保管は難しいですし、今や冬でも家の中は暖房で温かいと、常温での保管はむいていません
作ったラッサムが余って残ってしまった時は、まずは冷蔵庫へ。数日食べる予定がないなら、冷凍しましょう
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鍋ごと保管でやるべき事、注意点は?
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定期的な加熱
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再沸騰させること
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75度以上、1分間以上の加熱を!
定期的な加熱をすることで、ラッサムは日持ちするようになります。
基準としては「75度以上の温度で、1分」でほとんどの菌(腸炎ビブリオやO157など)は死滅するからです
しかし、食中毒よくある原因の「ウェルシュ菌」は完全には死滅しません。増殖するウェルシュ菌は加熱処理で死滅するとされますが、芽胞を作った状態ですと100度の温度に6時間耐久するとされます
さっき加熱処理したから大丈夫と思っても、増殖する菌は死滅しても、芽胞はいますので。また、復活すると思ってください。そういう意味では、鍋ごと保管はめんどうな事も以上に多いので、あまりおすすめできません
ラッサムの冷蔵庫保管~作り置きで冷蔵ストック!冷蔵庫の日持ち、賞味期限は?~
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鍋ごと保管の場合
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⇒2日以内
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タッパー冷蔵の日持ち
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3~4日(夏は3日以内)
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冷蔵保管の方法は?
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タッパー、保存容器
ラッサムを大量に作って、が余ってしまった時など。まずは鍋からタッパーにうつしましょう
タッパーは空気を密封できるので、鍋よりは安心。タッパー冷蔵保管で3~4日の日持ちです。
保管する時は「消毒したタッパー、保存容器」に保管します。消毒方法は、きれいに洗い乾かしたタッパーに「キッチン用アルコール除菌」をふりかけます
まず、タッパーの内側から磨き、フタの裏までしっかりふいてきれいにしましょう
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食べる時は
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必ずレンチン。再加熱を!
冷蔵保管したラッサムを食べる時の注意点です。
作り置きや余ったスープを飲むときに、再加熱しなかったり、電子レンジを使わない食べ方が一番ダメです。冷蔵の場合、タッパーで空気になるべく触れないように保管しているとはいえ、冷蔵庫の中でも傷んでいきます
加熱はそれだけで、殺菌効果がありますので必ず食べる前は、温めるように。
傷んでしまってもう食べれないときは、加熱した時に変なにおいがするなど。調理中に気が付くこともあります。そういった事も含め、加熱することが重要です!ミスや事故を防止する、そういう意味でも加熱はしましょう
ラッサムの冷凍保存~作り置きは冷凍できる?余ったスープの冷凍保存~
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ラッサムスープの冷凍保存
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密封可能な保存袋(ジップロック)
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冷凍したスープの日持ち
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2~3週間
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賞味期限を忘れないように
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ジップロックに日付を書く
ラッサムを冷凍する時はジップ付きの「密封可能な保存袋(ジップロックなど)」で保管します
作ってから熱いうちではなく「冷めてから」、できれば急速冷凍後に冷凍保存が一番望ましいです。この方法で、スープは2~3週間、冷凍で保管可能です
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解凍方法
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1食分ごとに半解凍→鍋へ
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もしくは、流水解凍
ラッサムの解凍方法は、袋のまま冷凍庫から、冷蔵庫へうつします
半分ラッサムを、冷蔵庫の中で自然解凍させて、袋から簡単に取り出せるぐらいになったら、そのまま鍋にかけます
この半解凍の方法は、溶けるまで少し時間がかかりますので、もっと早くラッサムを解凍したい時は、流水解凍をしましょう
ラッサムの材料「トマト」が腐るとどうなる?傷んだ食材の特徴と見分け方~味・臭い・見た目、よくある食中毒~
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トマト(赤)の日持ち
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常温1~2日(適温8~10度)
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冷蔵庫・野菜室:7~10日
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冷凍保存:2か月
トマトが腐るとどうなる?という話の前に、まずはスープに使うトマトの日持ち・賞味期限から説明しますね
トマトは野菜室・冷蔵庫でなくても保管できます。あトマトは適温8~10度、であれば常温でも数日は大丈夫です。これがスープにしても「涼しい場所なら、トマトスープが常温でも保管できるとされる理由」です。しかし、スープの場合は常温保管で説明した通り、鍋を定期的に加熱する必要があります。この点は、変わりませんから、常温でも大丈夫と過信してはいけません
冷蔵庫や野菜室なら、7~10日と1週間は日持ちしますので、休日に1週間分の買い出しをしてもOKな野菜。1週間以上、長期保管したいならジプロックに入れ冷凍です。2カ月ほど日持ちしますが、カットした場合は別です
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腐った時の見分け方
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⇒実がぶにょぶにょ、異臭と汁
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腐った味・臭い・見た目は?
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⇒強い酸味、苦み
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よくある食中毒は?
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下痢、嘔吐
トマトは常温で少しは日持ちするといっても、やはり調理してしまうと心配にはなるものです
腐った食品は「酸っぱいにおい」がする事が多いですが、トマトは酸味の塊です
大丈夫か、腐っているかの判断が難しいこともありますので、違和感(いつもより酸っぱい気がする、においが変だ等)を感じたら、食べないのが正解です
この他にも、異臭(チーズや納豆っぽい臭い)を放つ、生ごみの臭いがするもの
見た感じ:白っぽいカビ(黒、茶色の場合も有)、表面にぬめりがある。変色した水分が垂れている、ネバネバした糸を引くなど、こういった症状が確認されたら、アウトですので、絶対に食べないようにしましょう