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猿の顔、お尻の色は
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ヘモグロビンの色!
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真っ赤な血の色が顔とお尻が赤い理由!
猿の顔は、恋の季節=発情期になると赤くなるって話を聞いた事がありませんか?
実は猿の顔とお尻が赤くなるのは、日本猿(ニホンザル)の特徴で、他の猿たちは赤くない猿がいます
ということは、どういうこと?猿の顔は赤いモノ!というのは、全部が全部、常識的なお話ではないです^^
今回は、子供と動物園。彼女とデートに言った時に話の小ネタになるような「猿の話」を紹介。なんで猿の顔とケツが赤いのか。説明できるように、猿のおもしろ情報を教えちゃいますね
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昔話に登場!
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猿のおしりが赤い理由は?
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⇒猿のしっぽが取れた
生物学と科学のお話の前に、子供の頃に聞いた昔話に猿のおしりが赤い理由の話があります
猿のおしりが赤い理由は昔話の佐賀の民謡と、岡山県の昔話にあり
佐賀の猿のおしりが赤い理由は『おばあさんを殺した猿を、おじいさんがハサミで猿の尻を切りつけたから』という怖い昔話があります
岡山の猿の昔話は『冬に猿がしっぽを湖につけていたら、凍ってしまって尻尾が取れた=血で真っ赤になった』からという理由で、
どちらの昔話も血まみれになったから猿のお尻が赤くなったと説明されます
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猿の顔が赤い理由は?
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猿の顔は皮膚が薄い
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→血管の色
昔話では猿のお尻が血まみれになったから猿のお尻が赤いと理由付けされています
本当はなぜ?猿の顔とお尻がなぜ赤いのか。猿のお尻が赤い理由を生物学の観点でを説明しますね
サルの顔とお尻は「皮膚が薄く、血管の色=顔が赤く見える」という仕組みです。
血管は血が流れていますので、血の色が赤いのは「ヘモグロビン」、主に鉄分の成分である「ヘモ=赤色素」をもっているから赤いのです。子供には「猿の顔が赤いのは、血管、血の色だよ」と教えてあげたらOK。
大人向けに、正確に使えるなら「皮膚が薄く、ヘモグロビンの赤色」が顔を赤くしている理由だと思ってOKです
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顔が赤い猿が見たい時は?
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繁殖期はすっごい赤くなる!
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猿の繁殖期
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11月から3月
猿の顔とお尻の豆知識です。顔の赤い猿を見たければ「11月~3月の時期」に動物園に行くのが正解です
猿の顔が特に赤くなるのは「繁殖期・発情期の11月~3月の時期」で
ボス猿以外のオス、メスの顔が真っ赤になります。恋の季節に顔を真っ赤にするというのは、本当の話です!
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顔とお尻が赤いのは大人の猿だけ!
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=猿の子供の顔は赤くない!
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猿の寿命:20~25年
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顔が赤い猿:6歳以上
猿の一生:猿の寿命は何年くらい?
猿は顔が赤い生き物だ。ちょっと深い豆知識は『子供の猿の顔は赤くならないこと』です
子供の猿の顔は、赤くありません
サルの寿命は20~25年と言われますが、子供の頃の猿の顔は「薄い桃色」であって赤じゃないです
サルは「子供期:4歳まで」と「若者期:オス5~9歳、メス5~6歳」と分類され、サルは大人になるにつれて「血管の数が増える、血管が太くなる」と顔が赤くなる条件は、成長とともに整ってきます
およそですが「顔の赤い猿=大人、繁殖できる6歳以上の猿」だけが、顔とお尻が赤いのです!
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番外編
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マントヒヒの顔もお尻も赤い!
日本猿以外に、顔が赤い動物っていないの?子供が喜びそうな追加情報です
マントヒヒとは、腰まで伸びるタテガミをもつ!猿とよく似た、オナガザル科ヒヒ属の動物です。マントヒヒも日本猿と同じ理由で顔とお尻が赤いです。子供に他にも赤い顔の動物いるよ!と教えるなら、マントヒヒがいいかと思います
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青い顔の猿がいるよ!
詳しく⇒顔が青い猿の名前はマンドリル
そのほか、変わっているのはマンドリル。マンドリルは顔もおしりも青色です^^
ニホンザルは皮膚が薄く血の色が見えるから、顔が赤い!と説明されると、
逆に顔が青いマンドリルは『何が原因で顔が青い』のか、面白く思えると思います。
マンドリルの体に青い血が流れているのか?と疑問に思った方は、マンドリルの顔が青い謎のお話も見てくださいね
さて、今回は、なぜ?猿の顔とおしりが赤いのかを説明しました
実は猿の顔が赤いのは、ニホンザルの特徴であり、世界にはマンドリルのように顔が青い猿がいます
ちなみに、赤い猿のウイルスだ!と騒がれたサル痘の初期症状の赤い斑点と、猿の顔が赤い理由は、全然、無関係の事案です