馬の一生と寿命⇒牧場や競争馬、野生の馬の平均寿命を徹底解説!
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野生+動物園と競走馬の寿命を解説!
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馬の平均寿命と最高年齢、ギネスは?
馬は、野生種のノウマから動物園、競馬の競走馬など色々いますが、馬とは『奇蹄目ウマ科ウマ属』に分類される哺乳類の動物です
日本にいた馬、戦国時代の馬は、今でいうポニーぐらいの大きさ、体長130cm、体重350kgと。実は、めっちゃ小さい。
競走馬なら小さくて小柄だったと言われたライスシャワーですら、430から440kg。
一番、近代の競走馬で小さいのでは?と可愛がられているメロディーレーンちゃんの340kgと同じくらいと、今の競走馬と比較すると「体重だけでも、100kg以上」も軽いのが日本の古来種の馬です。明治維新以降に外国から入ってきた馬が、動物園や牧場で見かける大きな馬のルーツとなっています
では、いろんなルーツのあるお馬さんですが、日本にいる馬はどのくらい生きるのが普通なのでしょうか
今回は、野生+動物園や牧場と競走馬の寿命を詳しく!日本と世界の馬の最高年齢など、馬の寿命について解説します
野生の馬は何歳、何年ぐらい生きるの?
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野生の馬の寿命:18~20年
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野生の馬の平均寿命:10年ほど
日本には、野生の馬は少なく、宮崎県串間市の「都井岬」にしか存在しないと言われます
しかし、世界にはアフリカやアジアの一部の地域「草原、サバンナ、砂漠っぽい場所」に生息しています。いわゆる野生の馬の寿命は「18~20年」と言われ、平均の寿命はもっと短いです
馬は足を一本でも失うと生きてゆくことができない
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馬は、足1本でもケガをすると?
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⇒生きていけない
野生の馬は狙われる立場で、怪我をしてしまう事があります。走っている途中に、足が折れることがありますが、馬は1本でも足を失うと生きていけません
なぜなら、馬は「横になれない生き物=猫のようにゴロゴロできない」であり、ケガをして動けなくなることが、即、死に直結します。
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手足を失うと
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人間以外の生き物は生きていけない
生き物にとって手足を失う事は死に直結します。これは、野生、動物園、競走馬に限らず、生き物すべてに共通の事。人間ですら、手と足の1本を失うと生活が厳しいですが、医療の発展のおかげで、苦労はするけど生きる事はできます
特に、馬はケガをすると横になって生活ができず、生きていけない生き物です
野生に住む馬は、最大で20年ぐらいは寿命があるとされますが、実際にはもっと短く10年ほどが平均値とも言われます
牧場・動物園の馬の寿命!何歳、何年ぐらい生きるの?
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牧場・動物園の馬の寿命
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25~30年
牧場や動物園のお馬さんの寿命は「25~30年 」と言われます
牧場で生まれる馬もいれば、競馬の競走馬を引退後に引き取られる事もあり、この馬たちの寿命は、あくまでざっくりとした数値です
競馬の競走馬やサラブレットの寿命!何歳、何年ぐらい生きるの?
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競走馬の寿命
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20~25年
競馬でレースを走っていた馬の方が、寿命は短いとされ「競走馬の寿命は、20~25年 」です。
理由は激しいトレーニングが寿命を短命にしてしまているのはないかと仮説がありますが、確かに人間でもスポーツ選手が年をとってから心臓を圧迫するなど、そういった事例もありますし、若干、この話はあたっているのかもしれませんね
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例外は?
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⇒中・長距離の馬ほど長生き
はっきりとした研究結果はないですが、競争馬の寿命の場合。長い距離を走っていた馬ほど、長生きしている傾向があります
たとえば、2000m以上のレースで活躍した馬。特に3000m級を走っていたビワハヤヒデは30歳以上。平均的に、2400m以上のレースで結果を残した馬は、25年以上、生きている事が多いです
ざっくり簡単に言うと、過酷すぎるトレーニングはよくないのは人間でも同じ。体力、スタミナがある人ほど、長生きしますよね。
馬もそこは同じ。2000m以上を走れる馬の育成は、長生きする馬を育てる何かのきかっけになるのかもしれません
馬の最高長寿記録とギネス記録は?30歳を越える長寿の馬もいる!
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ギネス記録
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⇒オールドビリーの62歳
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世界のサラブレッド
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⇒タンゴデュークの42歳
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国内最高年齢
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⇒シャルロットの40歳
競走馬の寿命は、長くても25年と言われても、中には30歳を越える馬もいます
日本の競走馬なら毎年1月に行われる『シンザン記念』の由来のシンザンという馬が35歳まで長生きし、この競走馬は伝説の三冠馬。3歳の時にG1を3つ取り、合計で5つのG1を制すると、激しいトレーニングがある馬でも、この年まで長生きしていますね。近年では長寿で有名な馬は、34年以上、長生きのナイスネイチャ―ではないでしょうかね
競走馬で無ければ、イギリスの馬の「オールドビリーが62歳でギネス登録」されており、世界最高の長寿に君臨しています。
世界の競走馬では、オーストラリアのタンゴデュークが42歳。日本の競走馬であれば、シャルロットの40歳が最高年齢です
馬の年齢を人間年齢に換算すると何歳?
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人間年齢で換算すると何歳?
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計算式①=(年齢+1歳)×4
馬の年齢を人間で換算すると何歳?と、ココがイメージできるとざっくりですがイメージできると思います
計算式はいくつかあり、今回は一番、一般的な計算式を紹介しますが、
馬の人間年齢の計算式①にあてはめると
33歳の馬なら⇒人間の136歳、34歳の馬なら人間の140歳
シャルロットの40歳であてはめると「人間年齢=164歳」と、人間換算して、おかしくなってしまいますよね。
これはあくまで、あくまで「クラシックの世代」や競走馬の計算の仕方で、馬の2歳から10歳ほどまでであれば結構、正確で近い人間換算ができていると思います。イメージがわきにくいので、次にざっくり馬の年齢を人間にあてはめるとコレがイメージしやすいのではないでしょうか
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2歳の馬:12~15歳(中学生)
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3歳の馬:16~20歳(高校生以上)
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4歳の馬:20~24歳(大学生)
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5歳の馬:24~28歳(社会人)
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6歳の馬:28歳~32歳(30歳前後)
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7歳の馬:32歳~36歳
馬の年齢とは、要するに「人間の1年=馬は4年」を目安に考えると、わかりやすい年齢になります
2歳の馬はG1で言うと、朝日FS、阪神JF。ホープフルステークスに出走する時は、人間の中学生の12~15歳
春の4月に行われるG1の桜花賞、皐月賞、日本ダービーの頃、3歳の馬は人間の高校3年生⇒18歳、秋の菊花賞に出走の頃は、20歳、7歳の馬なら人間の32歳から36歳という事になります。
古馬と対戦する翌年の4歳は大学生や新人社会人の頃の年齢で、5歳は一番、よく走る!社会人の年齢。人間のスポーツ選手も日本代表!となってくると、24歳~28歳くらいが多いですから、しっくりくる年齢換算かと思います!