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え?なんで?どうして?
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カマキリってメスがオス食べちゃうの?
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メスだけじゃない!
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カマキリの子供も共食いをする
カマキリは肉食と言われ、野生ではコオロギやバッタを食べ、飼育下では魚肉ソーセージを目の目でフリフリすると食べるなど。基本的に、生きてるものしか、エサとしません
でも、カマキリはメスがオスを食べると聞いたことありませんか?コレは本当の話で、何もメスだけじゃありません。カマキリが共食いをする理由は条件により異なりますが、いったい、どういうことなのか。今回は共食いするカマキリを徹底的に解説!ちょっと怖いけど、興味ある方は読んでくださいね!
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カマキリのメスがオスを食べるのは?
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交尾中と交尾後:オスは逃げるしかない
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共食い確率・割合:10%~25%
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→10匹に7匹以上のオスは逃げる
カマキリのメスがオスを食べるのは、普段から狙って食べている訳ではありません
メスがオスを食べるのは『交尾中→頭を食われる』と『交尾後』と言われ、成虫になって2~3週間後からです。時期的には『8月後半から10月の終わり頃』の秋の季節、メスが産卵をする時期です
では、メスは絶対にオスを食べるのか?というと割合的にはそうではないです
一説によるとカマキリのメスがオスを食べる確率は『10%~25%』と言われ、研究者・観察者、カマキリの種類によって違いはありますが、おおよそ『10匹に1匹から、2,3匹のオスが食べられてしまう』+『10匹に7匹以上のオスは逃げる、生き延びる』という割合です
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なぜ、カマキリのメスはオスを食べるの?
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理由②:捕獲本能→動くモノはエサ
まず、1つ目のカマキリのメスがオスを食べる理由です。
カマキリは生きた昆虫(バッタ、コオロギなど)、目の前を動くモノを餌として認識し、捕獲する習性があると言われます。
ある研究結果では、交尾前のメスでも、目の前にオスを置くと餌と間違って捕獲し食べてしまう研究結果もあり、そもそもカマキリは闘争本能が強く、狩りをする意識が極めて強い昆虫だと考えるべきかと思います。
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理由②:子供の数が多くなる
カマキリの研究で、オスを食べたカマキリの方が『約50個』ほど多くの卵を産んだという研究結果があります
コレが2つ目の理由で『子孫繁栄+自分の遺伝子を残す為』とされています
研究者によると『オスを食べる→アミノ酸を多く摂取』すると子供を産む体力になる+『子孫の子供に、アミノ酸が渡った=DNAが引き継がれる』ため、メスがオスを食べるのは子孫を多く、そして親の遺伝子を残すメカニズムの1つだと考えれらています
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体の小さいカマキリの種類程、オスが食べられる
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オスの大きさ:65~90cm
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メスの大きさ:75~105cm
さらに、もう1つ。カマキリは特定の種類のカマキリだけが、メスがオスを食べるのではなく、他の種類のカマキリもオスを食べるとの事。全体的に、体の小さいオスのカマキリの種類程、カマキリはメスに食べられる傾向があると、体の小さい種類のカマキリほどメスはエネルギーが必要なのかもしれません
ちなみに一般的な日本にいるカマキリは、『オスの大きさ:65~90cm』『メスの大きさ:75~105cm』とメスの方が大きい体をしています
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チョウチンアンコウのオスはメスと同化する
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→メスが大きい種族は?
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→オスが食われる傾向有
メスがオスを食べるのは、カマキリに限った事ではなく、同じように『メスの体がオスより10倍もあるチョウチンアンコウ』は、オスがメスに同化する、メスの体の一部になってしまうと、もっと恐ろしい生き物がいます
要するに、環境や条件にっよってはメスの方がオスより大きい種族は、全然、メスがオスが食べたり、吸収するタイプの生き物に進化しやすいのかもしれません
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カマキリの子供は共食いをする
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→飼育下の場合に注意!
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→最後の1匹になるまで共食いをやめない
カマキリの子供は1つ卵嚢(茶色の卵の塊)から、平均200~300匹の赤ちゃんが産まれます。
200匹以上もカマキリが産まれるとなると、エサが足りなくなってしまう事があります。自然化を含め、カマキリの子供が大人になれる確率は5%未満と、200匹に10匹の割合です
野生のカマキリよりも、むしろ、飼育下にあるカマキリの卵の方が注意が必要。よくカマキリの卵は孵化したら『別の飼育箱やケースに子供を分けた方が良い』と言われますが、理由は簡単。
カマキリの子供はエサがなくなったり、足りないと共食いをします。200匹以上のカマキリの子供を満足されるエサがなく、1つの箱にずっとエサ不足で入れてしまうと、最後の1匹になるまで共食いし尽くしてしまうからです