カナブンの一生と寿命⇒蛹から成虫の時期!蛹→羽化→夏の7・8月に活動中

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カナブンの一生と寿命⇒カナブンの成虫は1カ月・幼虫期間は1年!!

カナブンの一生と寿命⇒蛹から成虫の時期!蛹→羽化→夏の7・8月に活動中

クワガタの木にある樹液ポイントに、何かお尻の大きな虫がいるぞ!

まさか、カブトムシのメスか?と期待して見るといるのが⇒カナブンですよね

今回は、カナブンの事が知りたい人向けに、カナブンの一生と過ごし方⇒白い卵→幼虫→蛹→羽化して

最終的にお亡くなりになる迄のカナブンの一生を寿命を紹介します

カナブンとは?コガネムシとカナブンの違い⇒見分け方を紹介!

  • 白い卵→幼虫→蛹→羽化

  • →その後のカナブンは?

カナブンの一生とは寿命は短く、赤ちゃんから大人になって1年の昆虫です

カナブンは白い卵から生まれ、幼虫→蛹→羽化と体が変化し大きくなって空を飛び回るのが一生の過ごし方です

  • カナブンとは?

  • 何の仲間の昆虫なの?

カナブンとは『コウチュウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科に属する昆虫の事』で

色はグリーン、レッド、ブルーと多彩な色合いをしています

ある意味、この光沢がかっこ良く、特撮の戦隊モノ系の臭いがしますが、全然、子供に人気ない昆虫です

分類からしても、コガネムシなのか。ハナムグリなのかと

ちょっとよくわからない昆虫ですよね^^

違い カナブン コガネムシ
人間判断 益虫=無害 害虫
樹液 植物
四角い 丸い
逆三角形 楕円形の半分の形
飛び方 上の羽を閉じる 上の羽を広げる
居場所 大きな木 植物の葉っぱ

上記の表が簡単にカナブンとコガネムシの見分け方をまとめた一覧表です

カナブンの餌は、主に木から出る樹液⇒エサはカブトムシと一緒です

しかし、コガネムシは人間の育てる作物の根を幼虫がエサとし、大人のコガネムシは植物の葉っぱを食べてしまうため

人間目線で考えるとコガネムシは害虫⇒駆除対象の昆虫です

【カナブンとコガネムシの見分け方】

【1】体が四角いのがカナブン

【2】羽の形が逆三角形

【3】上の羽を閉じて飛ぶ

カナブンとコガネムシの見分け方は、上記の【1】~【3】です

体の色は、コガネムシは主に緑ですが、カナブンは茶色、緑色、青色が混ざった色合いで様々です

よく観察しないと、カナブンとコガネムシは見分けられないですが

一番、簡単に見分けるなら「木に住んでいる」のがカナブンで、畑や庭の植物の葉っぱの上にいるのがコガネムシです

カナブンの幼虫・蛹の時期⇒カナブンの冬越方法⇒幼虫の姿で冬を越す昆虫!

  • 幼虫のカナブンの冬越方法!

  • 白い卵

  • ⇒7、8月頃、産まれる

カナブンの成虫⇒大人のカナブンは冬越して春を迎える事が出来ません

冬越しをするのは「成虫ではなく、幼虫」のカナブンです。

カナブンは、白い卵から生まれ、幼虫期間に冬越しをする⇒最終的に羽化して夏に飛びたちます

  • 幼虫の期間

  • ⇒約10カ月~1年

  • 幼虫の羽化の時期

  • ⇒6月後半ごろ

羽化するまでのカナブンは、はじめは「白い卵」、10日~2週間程度で卵から出てきて幼虫となります

そして、このカナブン幼虫は「約10カ月~1年」を土の中で暮らし、

毎年、6月後半ごろから蛹(さなぎ)となり、最中的に夏にブンブンと飛び立っていくのです

カナブンの一生と寿命はどのくらい?儚く短命な一生がカナブンの生涯!

夏にカブトムシ、クワガタの時期に現れるカナブンですが、夏が終わると見かけなくなります

では、カナブンは秋や冬の間、何をしているのでしょうか

次は。カナブンの成虫の一生について詳しく解説⇒カナブンが「白い卵→幼虫→蛹→羽化」してからの、その後について紹介します

  • カナブンの寿命

  • ⇒平均1カ月

カナブンの寿命は成虫⇒大人になってからは平均1カ月という短い一生です

毎年、夏前の7・8月頃に生まれ、9月までがカナブンの寿命です

ブンブンと外を飛び回るカナブンは、残念ながら冬越しできません。

冬越しできない昆虫とは「成虫になる→秋・冬までにお亡くなりになる虫」の事であり

たとえば、セミのような昆虫です。ミンミン鳴く蝉は、幼虫→蝉になる→1週間から2週間の命ですよね

蝉と同じタイプなのがカナブン

カナブンは成虫になってから次の年まで冬眠することなく、死んでしまう⇒成虫で越冬するカナブンは存在しないのです

カナブンが大量発生する時期⇒いつからカナブンはブンブン飛ぶの?

成虫のカナブンの平均寿命、夏に見かける時期とタイミング

  • 成虫の活動時期

  • 7月、8月がシーズン

  • 成虫の平均寿命

  • 約1カ月と短命

カナブンが成虫となり活動する時期、ベストシーズンでカナブンを目撃しやすいのは、夏の「7月、8月」です

カナブンは冬越ししないと説明した通り、平均寿命は「約1カ月」、最大でも2カ月と短命です。この1カ月の間にメスとオスが交尾をし、白い卵を産む→次の年に、カナブンの子供が飛び立つというサイクルです

カナブンの幼虫の面白い豆知識⇒カナブンの幼虫はずっと発見されない謎の幼虫だった!

  • カナブン業界の謎

  • ⇒カナブンの卵が全滅する

カナブンの幼虫が見つからない謎:カナブンの幼虫はクズ群落を生息地としていた

面白情報:カナブン幼虫の住処!クズ群落から発見

今までの話が、ざっくりとしたカナブンの幼虫の一生です

実は不思議な話、カナブンの野生の幼虫はずっと発見されておらず

飼育箱→白い卵→幼虫になる→なぜか全滅すると、昆虫業界の謎の1つでした

2010年頃まで、カナブンの幼虫は未発見!謎多き幼虫でしたので

このあたりの詳しいお話は「カナブン幼虫の住処!クズ群落から発見」で紹介中です。興味あったら見てくださいね

成虫のシロテンハナムグリの平均寿命、活動する時期とタイミング

  • 冬越しできるのは

  • シロテンハナムグリ!

  • 答え:見間違え、それよく似た虫です

しかし、カナブンは冬越しをする!と聞いたことがある、いや、うちの庭に冬にカナブンいたよ?という方、多いと思います。

それは残念ながらカナブンではなく「コガネムシ」もしくは「ハナムグリ」です

  • コガネムシの住処

  • ⇒畑

  • ハナムグリの住処

  • ⇒庭の花壇、花の付近

  • カナブンの住処

  • ⇒広葉樹、木の付近

コガネムシは「畑を住処にする:大豆、インゲン、ブドウ、カキ、イチゴ」など。豆類や果実、家庭菜園しやすい苺など、この草木をエサにする害虫、ハナムグリは花壇や花畑を住処とし、エサは「花の蜜や花粉」を食べると、そもそも住処が違います

カナブンとの見分け方は、住む場所が違うという事もありますが、よく庭、花壇にいるのは「シロテンハナムグリ」と背中に「白い斑点」があるのが特徴です

カナブンは冬眠する前に死んでしまう昆虫ですが、コガネムシとハナムグリは冬越しできる虫です^^

  • カナブンは何の仲間?

冒頭にカナブンは「コガネムシ科ハナムグリ亜科」の仲間だよ!

と書いた意味は、カナブンは「コガネムシ」っぽくて「ハナムグリの亜種」だよっと直訳して解釈してOKです

要するに、カナブンは、この2つの昆虫とよく似ているのです

カブトムシと形がカナブンは似ていますが、カブトムシの仲間じゃないです^^

カナブンの死んだふり:擬死とは?

  • 死んだカナブンが生き返った!

  • カナブンは

  • 「死んだふり」のスキル保有者

昆虫や動物には「擬死=死んだふり」をするタイプが存在します。

擬死(読み方:ぎし)とは、敵に襲われた時に、もう駄目だと思った時の採取手段。動物なら多くは「数分の間、死んだふり」をすることがあり、昆虫や虫の場合は数時間。1時間くらいが多いと聞きますが、中には数日、そのまま死んだふりを続ける虫も世界にはいます

カナブンは研究が進んでいないので正式には「擬死をする」と認定されていませんが、死んだふりをして生き返ったという目撃情報はあります

同じ仲間である「コガネムシ」と「ハナムグリ」は死んだふりがデキる虫で、外敵に襲われる→死んだふりを使う事がありますので、カナブンも十分、死んだふりをする可能性が高い虫と思われます

カナブンのかわいそうな話⇒カナブンはひっくり返ると起き上がれない昆虫!

  • カナブンの面白豆知識と雑学!

  • カナブンは自分で起き上がれない

カナブンはかわいそう⇒ひっくり返ると起き上がれない

カナブンをテカテカした体が、かわいいと言ってくれる心優しい方がいますが、

通常、非常に残念な事に子供に人気がなく、同じ木にいるカブトムシやミヤマクワガタの方が好きな子供が多いです

子供に好かれず、興味も持たれないかわいそうな昆虫なカナブン

実は、もっと!かわいそうな事に、カナブンは「ひっくり返ると、自分で起き上がれない昆虫」です

カナブンはひっくり返ると起き上がれない

ちなみに、カナブンは「ひっくり返ると自分で起き上がれない」ことが多いので

可愛そうなので、くるっと棒などで戻してあげましょう!

カナブンの育て方・冬越し方法と寿命!カナブンの成虫は1カ月・幼虫期間は1年

さて、今回はカナブンの事が知りたい方向けに、

カナブンの一生と寿命⇒飼育方法と育て方のヒントになる面白い雑学を紹介しました

カナブンに関連する豆知識が満載でしたね。カナブンの一生は短く、成虫になってからは1カ月と短い寿命です

ひっくり返ると起き上がれないなど!かわいいようで、非常にかわいそうな生態系と行動があり、飼育する事になったら大事に育てましょう

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