カンガルーの誕生日が、母親の袋から頭や顔を出した日である理由。有袋類(母親の袋の中で育つ動物)の誕生日は、人間と違い出産日の把握は困難な為、動物園によって誕生日の決め方が違う!?一般的には、誕生日をいつにするのか、カンガルーの誕生日について解説しています
カンガルーの誕生日~出産日の把握が難しい有袋類の生き物~
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子供のカンガルーは袋の中で育つ
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出産日=誕生日という考え方が通用しないのが有袋類の生き物
誕生日は、いつですか?と聞かれたら、人間なら簡単。出産日が誕生日になりますよね。しかし、動物の場合、どうでしょうか。飼っているペットが、子猫を生んだ。この場合は、誕生日が明確ですが、保護センターや里親募集でもらってきた子猫の場合は、誕生日があいまいです
では、動物園のカンガルーの場合は、どうなのでしょうか。有袋類の生き物は、生まれてから数か月間、母親のおなかにある袋の中で育ちます。動物園では、「3歳になるカンガルー」というように年齢が紹介されいる事が多いですが、カンガルーの誕生日を正確に把握するのは難しいのでは?と疑問に思う事も。ここでは、カンガルーの誕生日の決め方について解説しています
カンガルーの誕生日~母親の袋から頭や顔を出した日が誕生日である理由~
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カンガルーの誕生日「昔:出産日=誕生日」
動物園の方針によって、カンガルーの誕生日は異なります。たとえば、出産日を誕生日とする考え方の場合、母親のおなかの袋から、赤ちゃんカンガルーが顔を出した日から逆算して、8カ月をさかのぼった日を誕生日とするケースです。昔は、この方法が主流だったのですが、今では、この計算方法で誕生日と決めていない動物園が多いです
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考え方「カンガルーは未熟な状態で生まれる」
カンガルーは未熟な状態で生まれ、母親の袋の中で発育するという考え方になってきています。未熟な状態というと不満足な状態と考えがちですが、そこまで悪い意味合いではなく、単純に、外へ出て生活がまだできない状態に近い意味合いです。人間でいうところの赤ちゃんが、母親のおなかの中にいる状態と同じで、カンガルーが袋の中にいる間は、まだ、出産していないのと同じと考えられるのです
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カンガルーの誕生日「現在:母親の袋から頭や顔を出した日」
カンガルーの場合、袋の中から顔を出した日が誕生日です。 現在のほとんどの動物は、この考え方で誕生日を設定している事が多いです。どこの時点を起点に、誕生と定義するかの問題ですが、確かにこの方法の方がわかりやすく、管理もしやすいですね
有袋類は、袋の中で発育するという複雑な事情から誕生日を把握できない問題に発展するのであれば、出産の定義を「頭を出した日=出産日」とすれば、動物の誕生日を決めやすいのではないでしょうか。卵から生まれる生き物にも、お腹から生まれる生き物にもどちらにも対応できる誕生日の決め方になるでしょう
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