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シラスとジャコの違いを解説!
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乾燥度によって呼び名が違うが正解!
釜揚げに使う「しらす」、炒め物や煮物にすると美味しい「ジャコ」。この2つの魚は実は同じでイワシ、主に、カタクチイワシやウルメイワシの稚魚です
では、同じ魚の稚魚なのに何故、名前や呼び名が違うのか。ココが気になるポイントです
ちらすとちりめんじゃこの違いは関東・関西の呼び名の違い!
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関東方面:しらす
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関西方面:ちりめんじゃこ
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例外の高知県:ちりめんじゃこ
シラスとジャコの違いは、住んでいる地域によって言い方が違う!というのが正解です
関東方面はジャコと呼ばす「しらす」と言い、関西方面ではシラスのことを「じゃこ=縮緬雑魚(漢字表記)」と呼びます。ココが名前の大きな違いですが、今ではどちらも区別なく、地域差はなくなってきていると言われます
例として挙げると高知県では「シラス、ジャコ」どちらも使っていたが統一されて「ちりめんじゃこ」になったそうです。この先きっと地域によってある程度、統一されると思ってよいかもしれません
しらすは乾燥度によって呼び名が違う!中身の水分の量・乾燥具合の名前の違い
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水分80%以上:釜揚げしらす
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水分60%以上:しらす干し
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水分60%以下:ちりめん、しらす
しらすは捕獲した後、新鮮なら生で食べられますが非常に足が早く傷みやすい魚です
昔の人は長期保存できるように「茹でる」や「天日干しで乾燥させる」といった方法で長持ちを実現したという経緯があります。その際にシラスが保有する水分量、乾燥度の違いによって呼び名が違います
水分率が8~9割のモノを「釜揚げしらす」、6~7割程度を「しらす干し」、4~6割以下のモノを「関東:しらす、関西:ちりめんじゃこ」と呼ぶのが簡単な説明です
水分量が違うなら栄養価も異なる!釜揚げシラス、しらす干し、ちりめんじゃこの栄養の差は?
イワシの稚魚に含まれる水分量が異なるのなら、当然、栄養価も変わってきます。栄養の違いの一例は下記です
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カロリーの違いは?
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生しらす:70kcal
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釜揚げしらす:80kcal
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しらす干し:180kcal
シラスの干し具合、乾燥度の違いによって乾燥度が高いほど、カロリーも高くなります。それなら生に近いシラスの方が低カロリーでお手軽に食べやすい!と思ってしますが、乾燥したシラスほど、カルシウムが高く、骨の成長を助けるので子供や高齢者はシラス干しが◎です
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カルシウムの違いは?
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生しらす:200mg
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釜揚げしらす:280mg
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しらす干し:500mg
体の健康、骨の為にたくさんシラスを食べよう!そう思ったら、乾燥度の高い!シラスの方が少ない量で多くのカルシウムを摂取できるメリットがあります
さて、今回はシラスとジャコ、そのほか、よく聞くシラス商品の名前の違いを紹介しました。基本的にはお住いの地域で言い方が違うのと、乾燥度と栄養価が違うよ!というのが答えです^^