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オス、メスのショウリョウバッタ
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採集時期から
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ショウリョウバッタが死ぬまでとは?
ショウリョウバッタとはバッタ目バッタ科に所属する日本全国に生息するバッタの1種で
ショウリョウバッタ、もしくは、別名ショウジョウバッタと呼ばれ、どちらも同じバッタです
名前の由来は「精霊=ショウリョウ」、セイレイではなくこの漢字はショウリョウと読みます
旧盆の7月頃に姿を現すことから「バッタの精霊」ではないかと思われ、このネーミングになったとされています
ショウリョウバッタは北海道以外なら、日本全国に生息すると言われ非常に捕まえやすいバッタです
今回は、採集したショウリョウバッタがどのくらい長生きするのか。ショウリョウバッタの平均的な寿命をオス、メスで詳しく解説しますね
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ココに注意!名前だけじゃない!
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ショウリョウバッタの偽物がいる!
ショウリョウバッタは、別名ショウジョウバッタと名前が2つありややこしいですよね
さらに面倒な事に、体のサイズが1周り小さいバッタに「全くそっくりなオンブバッタ」がいます。オンブバッタとショウリョウバッタは別の昆虫ですので、捕まえた時に「バッタが小さい、オンブしている」のはショウリョウバッタのモドキ、偽物です!
ちなみに、ショウジョウバッタは霄壤(=天と地の差があるという意味)と漢字で書き
オスとメスの大きさの差(オスの体長5cm、メスは8cm)があるのが理由でショウジョウバッタとネーミングされています
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ショウリョウバッタの寿命はどのくらい?
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平均寿命:4~5ヵ月
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寿命を迎える時期
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11月後半
ショウリョウバッタは毎年、6~7月に羽化し、成虫となります
ショウリョウバッタは成虫になってから「平均寿命:4~5ヵ月」と短い一生です
では、寿命はわかったけど、いつまで生きているのか。おおよそ、どのくらいの時期に死んでしまうのか、ココが気になりますよね
ショウリョウバッタは、長く生きても秋の11月後半までが寿命です。10月中旬ごろから交尾をはじめ、その後、寿命を迎えます
卵と幼虫の期間を含めれば、寿命は約1年、成虫になってからは4,5か月の命であり「冬越し=冬眠」などはしない昆虫です
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オスの平均寿命
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メスより1ヵ月ほど早い
ショウリョウバッタのオスは空を飛ぶ、飛翔するときに「キチキチという鳴き声」からキチキチバッタとも呼ばれます
ショウリョウバッタのオスは、雌と交尾をすると力尽きて寿命を迎えるタイプのバッタです。そのため、ショウリョウバッタのオスはメスより1か月ほど寿命が短いです
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メスの平均寿命
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産卵後にお亡くなりになる
ショウリョウバッタのメスは別名、ハタオリバッタ(機織り)。捕まえると機織りしているときのような「スローな動き」をすることから、この名前で呼ばれることがあります
ショウリョウバッタのメスは、交尾後、卵を産むと力尽きてしまいます
オスよりは長生きしますが、それは卵を産むまでの期間であり、一般的にショウリョウバッタのメスは交尾後、1か月後には寿命を迎えます
まとめると、ショウリョウバッタの成虫の寿命は
『オスの平均寿命:約4か月』、『メスの平均寿命:約5か月』と『4~5か月』で寿命をむかえ死んでしまいます
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ショウリョウバッタを捕まえたい!
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採取時期
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7月中旬~8月末まで
ショウリョウバッタは旧お盆に出現するバッタです
もしも、ショウリョウバッタを捕まえたい!飼いたいなら
ショウリョウバッタの採集時期のベストは「7月中旬(15日)」からです
最近の日本は少し気候が変わり、暑い日が多いですが通常6~7月に羽化するショウリョウバッタが早く卵からかえる事もあります。7月中旬(15日)からが理想ですが、もう少し早い7月の前半でも捕獲可能です!