てんとう虫は害虫?益虫との見分け方はココ!幼虫で害虫駆除するのはコイツ!

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てんとう虫は害虫?益虫との見分け方はココ!幼虫で害虫駆除するのはコイツ!

  • ナスやキュウリ、トマトを守る害虫対策!

  • 家庭菜園の敵!てんとう虫の害虫・益虫を解説!

家庭菜園やベランダでプランター野菜を育てると『葉っぱ』や『茎』に『てんとう虫』がいたけど、この虫は放置して大丈夫?と、疑問に思いますよね

てんとう虫によく似た虫で『テントウムシダマシ』と呼ばれる害虫がいます。この害虫は駆除しないとダメ、葉っぱを食べちゃいますから、野菜が光合成できず、育たなくなってしまいます

今回は、野菜を家で育ててる人が簡単に『てんとう虫の種類別の害虫と無害な益虫』を見分けれるように、画像付き+害虫である理由まで詳しく解説します

  • てんとう虫によく似た虫は害虫!

  • 見分け方!見た目の違いはココ!

  • 特徴①:毛が生えている

  • 特徴②:28個の星が模様

  • 害虫である理由:食べ物は葉っぱ、草食系!

てんとう虫によく似た虫:害虫のニジュウヤホシテントウ

  • 通称:テントウムシダマシ=害虫です!

  • 正式名称:ニジュウヤホシテントウ

  • 漢字:二十八星瓢虫(二十八星天道)

てんとう虫と同じ『テントウムシ科』に所属する『二十八星瓢虫(ニジュウヤホシテントウ)』という昆虫がいます

通称、テントウムシダマシと呼ばれ、てんとう虫によく似た虫と言われます。普通のてんとう虫、ナナホシテントウ(七星天道)は『肉食:エサは他の昆虫』と、野菜の葉っぱを食べません

しかし、ニジュウヤホシテントウは草食系で食べ物が『葉っぱ=野菜が育たなくなる』という理由で害虫です。

ニジュウヤホシテントウと益虫(無害、むしろ家庭菜園に役に立つ虫)との見分け方は『ニジュウヤホシテントウ:28個の星が模様としてある』+『ニジュウヤホシテントウ:毛が生えている』と、星の数と表面をよくみると『毛がはえている』のが特徴です

てんとう虫によく似た虫:害虫のオオニジュウヤホシテントウ

  • 通称:テントウムシダマシ=害虫です!

  • 正式名称:オオニジュウヤホシテントウ

  • 漢字:大二十八星瓢虫(大二十八星天道)

二十八星瓢虫(ニジュウヤホシテントウ)と同じく、28個の星があり、毛の生えた「オオニジュウヤホシテントウ(大二十八星瓢虫)」という害虫がいます

名前がよく似ていますが、見分け方も同様です。この害虫は関東方面に多いてんとう虫に似た害虫です

無害!てんとう虫で益虫のタイプは?

さきほど、ピックアップした『テントウムシダマシ=害虫』ではない、普通のてんとう虫、無害である益虫の見た目もコチラで確認してくださいね

普通はナナホシテントウぐらいしか見かけませんが、家庭菜園をすると『見た目が変なテントウ虫』も見かけます。パッと見た感じ害虫な気がしてしまいますが、次に紹介するてんとう虫は益虫であり、むしろ、畑や野菜の為になる虫です!

ナナホシテントウは益虫:食べ物は昆虫。アブラムシが大好き

  • 益虫のナナホシテントウ

  • 名前:七星天道

  • 無害な理由:エサは昆虫、葉っぱは食べない肉食

一般的なよくみる「7つの星を持つテントウムシ」の七星天道は『葉っぱを食べない=無害』な昆虫で、主に『肉食=昆虫を餌とする』タイプのテントウムシです

大好物は他の害虫であるアブラムシです^^

益虫のてんとう虫はキイロテントウ:特徴は体の色が黄色。菌を食べる

  • 益虫のキイロテントウ

  • 名前:黄色天道

  • 特徴①:体の色が黄色のテントウムシ

  • 特徴②:食べ物は、菌

体の色が黄色いてんとう虫の名前は、キイロテントウ(黄色天道)です

キュウリ、茄子やカボチャの葉っぱによくいるてんとう虫ですが、葉っぱは食べず『葉っぱについた菌を食べる』ので益虫です

このキイロテントウは『キュウリ』や『カボチャ』の葉っぱに『白い粉=うどん粉病の菌』を食べてくれるので、むしろ家庭菜園の味方です^^

うどん粉病がわからない方はコチラ。ココで『うどん粉病!野菜の葉っぱの白い粉の正体』を説明しています

益虫のてんとう虫はムーアシロホシテントウ:特徴は茶色っぽい体に白い斑点。菌を食べる

  • 益虫のムーアシロホシテントウ

  • 名前:ムーアシロホシテントウ

  • 特徴①:茶色っぽい体に白い斑点

  • 特徴②:食べ物は、菌

体の色が茶色で白い斑点があるてんとう虫の名前は、ムーアシロホシテントウです

見た目が悪そうな色とカラーリングをしていますが、コイツも無害。無害どころか人間の味方です!

ムーアシロホシテントウも益虫で、キイロテントウと同じく菌食であり、このテントウムシも『うどん粉病の白い粉=菌』を餌にするので、家庭菜園の味方のてんとう虫です^^

益虫のてんとう虫はナミテントウ:特徴は黒い体に、赤い斑点。アブラムシを食べる

  • 益虫のナミテントウ

  • 名前:並天道

  • 特徴①:黒い体に、赤い斑点

  • 特徴②:食べ物はアブラムシ

黒い体に、赤い斑点があるナミテントウ(並天道)は、コウチュウ目テントウムシ科の昆虫で、こちらも益虫です

見た目から『超!悪役』な感じがしますが、野菜の茎、根の汁を餌とする「アブラムシ」を食べるのが特徴で、家庭菜園の天敵であるアブラムシを自然に駆除してくれる強い味方です

  • 幼虫のうちに害虫を駆除したい!

  • 益虫の幼虫=普通のてんとう虫の幼虫

益虫の幼虫=普通のてんとう虫の幼虫

  • 害虫の幼虫=テントウムシダマシの幼虫

害虫の幼虫=テントウムシダマシの幼虫

さて、害虫と益虫のテントウムシの違いは『毛がある+28個の星がある=害虫』と説明しました。

できれば成虫になる前、幼虫のうちに『害虫を駆除』したいのが本音ですよね。普通のてんとう虫の幼虫と害虫のテントウムシダマシの幼虫も『見た目:ゲジゲジしたトゲ、毛っぽいのがある=害虫のテントウムシダマシ』の幼虫です

  • 自作で黒酢スプレーで害虫対策!

トゲに毒はないので触っても大丈夫ですが、コイツの駆除の仕方は簡単!

できれば黒酢が良いのですが『黒酢原液を水で100~500倍に薄める→スプレーで野菜の葉っぱにかける』とコレだけです

おおよそですが、1000mlの水に対して10mlの黒酢原液の量で充分に効果ありです

『酢』を薄めてかけるだけで対策になり、農薬を使わずに退治できます。以前は木酢液を使うのが良いとされましたが、木酢液は現在、失効農薬として登録があり、農薬の効果があると言って販売することは禁止されています

酢で対策するなら、無農薬ですし、手軽にデキるのでその方法が、害虫のテントウムシ対策にばっちりです!あとは、テントウムシダマシは『ほうれん草の臭いが嫌い』ですので、近くにほうれん草を植えるのも1つの方法です^^

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