昆虫ゼリー以外⇒カブトムシのエサの面白情報が満載!
-
トマトやナス、キュウリもダメ?
-
カブトムシにスイカがダメな理由を解説!
夏の昆虫採集でゲットしたカブトムシやクワガタのエサに、
イカをあげると「カブトムシがお腹を壊す」や「カブトムシの糞が下痢になる」と、聞いたことありませんか?
良くないと聞くけど、昔はカブトムシのエサというと
「◎樹液 > 〇砂糖水 >▲スイカ、メロン >キュウリ、ナス、トマト」って感じの順番でふさわしいと言われていました
年代によってカブトムシのエサは様々ですよね
今回は、カブトムシのエサがスイカがダメっていう理由を徹底解説!どうしてダメなのか、昔はなぜ、よかったのかなど、詳しく教えちゃいますね
-
カブトムシはスイカでお腹を壊す?
-
下痢になる?
-
→この噂は嘘
-
→カブトムシの糞(ふん)は液体状
カブトムシはスイカを食べるとお腹を壊して腹痛になるのか。
カブトムシはスイカでお腹を壊すというのは嘘、下痢になるというお話も間違いです
そもそも、カブトムシの糞は「幼虫は固体」で「成虫(大人のカブトムシ)は液体」です
食べているものが樹液や水分の多いモノですから、当然、糞は最初から液体っぽいものになります
カブトムシのお尻からビュッと出て来る「透明の液体=おしっこ」、少しドロっとした「茶色の液体=うんち」です
-
カブトムシの餌に
-
スイカがダメな理由は?
-
理由①→単純に栄養不足
カブトムシの餌にスイカがダメと言われるようになったのは、
樹液が販売され、昆虫ゼリーにカブトムシのエサが変わった時に、栄養不足だからしっかりしたエサを食べさせる必要:有という意見が多かったからです
野生のカブトムシは、コナラやクヌギの木から出る木の蜜、栄養豊富な樹液を吸って食べています
カブトムシは水分が多い食べ物が好きで、スイカを食べます。むしろ、スイカ以外には、たとえばコレです
-
カブトムシが食べるエサ
-
キュウリ
-
カブトムシが食べるエサ
-
トマト
飼育下、昆虫セットで育てるカブトムシは、本物の樹液で育てるわけにもいかず、1960年頃から2000年ごろまで、カブトムシの育成は「自分で作った樹液もどき」や「スイカやメロンの皮」、野菜の「キュウリ、トマト、ナス」を上げていた方はたくさんいるのではないでしょうか
カブトムシにとってこれらの餌は「栄養が少ない」のが一番ダメな理由で長く、生きてほしいと思ったら避けるべき餌です
-
バナナは栄養価が高い!
-
カブトムシも喜ぶフルーツの餌!
キュウリやトマト、スイカは栄養が少ないからカブトムシを大事に育てるなら、不向きですよね
栄養価があるカブトムシの餌なら、バナナならおすすめ。ただし、1つのバナナを長く飼育箱に放置するとコバエがよったりするのだけが難点です^^
-
カブトムシの餌にスイカがダメな理由は?
-
理由②
-
→放置するとハエが発生
-
⇒小さい虫が集まる
スイカやメロンの皮、キュウリなどをエサにして昆虫ケースに入れるとどうなる?というお話です
カブトムシにとって栄養は少ないけど、別に食べられない食べ物ではないです。しかし、「スイカやメロンの皮、キュウリ、トマト」これって結局、放置すると生ごみと同じ状態になりますよね
2日も放置すると、ハエがブンブン、あと、ちっちゃい虫がケースの中に入り、衛生的に良くないですね^^
-
昔は、なぜカブトムシに
-
スイカをエサにあげたの?
-
理由①
-
市販の餌が少なかった
カブトムシにスイカをあげるのは、今ではほとんど見かけない風景になりました。
昔からカブトムシは人気がありますが、市販の餌はあまりなかったのが一番の理由ではないでしょうか
-
理由②
-
スイカが安く
-
夏休みの子供のおやつ
今と違いスイカはめっちゃ安く子供のお小遣いでも買えるスイカもありましたね。日本の昔の夏休みの毎日のおやつでしたから、余ったヘタ、皮の部分がカブトムシの餌になったのだと思います
しかも、カブトムシが食べていたスイカは、赤いスイカの実の部分ではなく、スイカの皮付近の味のあまりしない部分でした
要するに、子供がスイカを食べて残った部分がカブトムシのエサにっていたのです
-
カブトムシの味とは?
-
⇒カブトムシのニオイ
ちなみに、カブトムシのエサがスイカだった世代に行くと「カブトムシの味」という言葉があるらしく
カブトムシの味とは、カブトムシを食べた時の味ではなく
カブトムシの臭いの事を意味します。スイカやキュウリをカブトムシのエサにして、飼育ケースにいれると
独特なにおいが充満します。この腐りかけのスイカやキュウリの生暖かいニオイの事を、カブトムシの味=正確にはカブトムシの臭いと呼ぶそうです
-
理由③
-
田舎はキュウリ
-
トマトが食べきれないほど実る
家庭菜園する方はわかると思いますが、キュウリやトマトで1日に食べきれない量が実りますから「キュウリ、トマトでもあげたら?」となるのは自然の流れだったのだと思います
-
今やカブトムシ飼育のエサは昆虫ゼリー
-
思わぬ、盲点や注意点はあるの?
カブトムシ、クワガタのエサには「栄養が大事」と説明しました。
今の子供はみんなコレ、昆虫ゼリーをエサに使っていますよね。しかし、昆虫ゼリーにも弱点というか罠がちょっとあるので紹介します
-
息を吸う「鼻」はココにある!
-
カブトムシは昆虫ゼリーのカップで
-
⇒おぼれて死ぬ
-
→カブトムシの鼻
-
=気門は全部で9個ある
カブトムシが昆虫ゼリーのカップの中で死んでいる!毒でも入っていたの?
昆虫ゼリーの中で、クワガタ、特にコクワガタやメスのカブトムシが死んでしまった経験ある方いると思います。理由は、昆虫ゼリーではなく、簡単に言うと「息ができなくなって、昆虫ゼリーの中でおぼれて死んだ」と思ってくださいね
カブトムシが息をする、人間でいう鼻は「後ろ足と羽の間にある気門(※写真の赤丸の部分)」という箇所に穴があり、ココから空気を入れます。全部で気門は9個ありますが、横から見ても、羽に隠れていて3個ぐらいしか見えないと思います
-
気門にゼリーが詰まる
-
=溺れて死ぬ
-
樹液でも同じ事は起きる
-
スイカのヘタの上で
-
溺死するカブトムシ
昆虫ゼリーだけではありませんが、カブトムシの育成、育て方で注意すべきは「エサの内容」もありますが、むしろ餌をあげすぎた時に「水分=気門に詰まる=息が出来ずにお亡くなり」という、悲しい結果があります
カブトムシだけでなく、昆虫は「お尻付近、後ろ足の上ぐらい」に空気穴があり、これが人間でいう鼻です。
お尻の方に鼻があるけど、口は頭にありますから、ドボン!とお風呂に入るように、浸かってしまうと息ができません。ココに食べモノが詰まらないように「エサをあげすぎない」+「エサをじゃぶじゃぶさせない」「お尻が落ちないように、木を斜めにする」のがポイントですね