てるてる坊主の由来や意味⇒元ネタや子供に分かりやすい面白いエピソード教えて!!
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どうして雨の日に
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てるてる坊主なの?
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てるてる坊主の由来と面白い豆知識!
雨が降った、大雨が続くので、てるてる坊主を作ろう!
現在ではあまりそういった事をしませんが、昔は、そういった習慣があったのかと思います
日本の風習や習慣として雨ごいや晴れの日を願う人形として知られる「てるてる坊主」とは、一体、なんなのでしょうか。ここでは、てるてる坊主の起源や由来を歴史的に簡単に解説⇒てるてる坊主をつるした時の効果、ちょっと怖い由来までたっぷり紹介します
てるてる坊主の起源と由来、元ネタは?
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起源⇒中国、唐の時代の逸話
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由来⇒掃晴娘(サオチンニャ)
てるてる坊主の由来は「発祥の国は現在の中国」、唐の時代(618年~907年頃) に、掃晴娘(サオチンニャ)というお話に由来しています
掃晴娘(サオチンニャ)の話の内容は、
唐の時代のある村(北京という説もある)に、大雨が続き、悩まされていた
折り紙が得意な晴娘という娘が、龍王の妃となるならば雨を止ませると言われ、妃となった
雨は止んだけど、晴娘はいなくなってしまい
彼女の事を思い雨が降ると「折り紙で作った人形」を飾るようになったという内容のお話です
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折り紙で作る理由とは?
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掃晴娘の特技は、折り紙
てるてる坊主を保育園、幼稚園で作る時。折り紙で作ることが多いですよね
なぜ、てるてる坊主は折り紙で作るのか。この疑問は、掃晴娘(サオチンニャ)という元ネタのお話が
折り紙が掃晴娘の特技であったという事に由来しています
てるてる坊主を作る時、つるす時にやってはいけない事は?
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てるてる坊主にやってはいけない事
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⇒願いをする前に
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⇒顔を書いてはいけない
てるてる坊主を作るときに、やってはいけないことは
てるてる坊主をつるす⇒雨がやみますようにと願う前に「顔を書くこと」です
てるてる坊主が日本に伝わって江戸時代の書物には「顔を描かずのっぺらぼうでつるし、晴れてほしいと願う、その後、雨が止んだ後に目鼻を描く」というルールが設けられています
つまり、顔を書いてからてるてる坊主をつるすのは、間違いでやってはダメな事です
逆に言うと「てるてる坊主の作り方」は、形だけ作るのが正解と言えます
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顔書かないなら面白くないじゃん!
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⇒カラフルにしたらいいよ!
雨が止むまで、てるてる坊主に顔が書けない。顔を書くことがやってはいけない事だと
保育園や幼稚園の子供が盛り上がらないですよね
ベストなアイデアは「顔なし⇒カラフルなてるてる坊主をたくさん作る」のが正解^^
元ネタの由来である「折り紙」で作るのが一番、子供向けによい方法です。丁度、時期が七夕に近い頃ですから、7色の色もかわいくていいですよね
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てるてる坊主の数え方は?
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てるてる坊主=人形
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⇒1体、2体が正解!
てるてる坊主は、元ネタの掃晴娘の由来からすると「折り紙で作った人形」である為
人形と同じ数え方の「体」が正式な数え方です
その他、人形は「1個」や「1人」と数えることがありますが
てるてる坊主を1体と数えると、機械やロボットっぽく、1個と数えると物のように思えてしまいます
坊主という単語から、1人、2人という風に数えると違和感があまりない感じがしますね^^
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てるてる坊主の効果
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晴れる確率はどのくらい?
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⇒100%-降水確率と同等
てるてる坊主を作ってから、つるした時
⇒てるてる坊主による効果で晴れる確率を計算する事は出来ませんが、つるした日の天気予報を見てください
てるてる坊主をつるす日の降水確率が、てるてる坊主による晴れる確率と言えます
天気予報でお住いの地域に「降水確率」が%で発表されています
降水確率が10%であれば、その日と同じ条件の日で過去に「10回に1回の確率で」雨が降ったという意味になり
「100%-降水確率10%」の90%が晴れる確率です
てるてる坊主をつるした人、つるさなかった人のどちらも同じ90%が晴れる確率という事になりますね
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降水確率0%とは
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実は、雨が降る確率1~4%
ちなみに、降水確率は4%以下を四捨五入して天気予報は発表されますので
「降水確率0%は、実は、1~4%」の確率で雨が降ります^^
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てるてる坊主の効果
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何個、作ったら効果があるの?
てるてる坊主を飾った時の晴れる確率は、非常に夢のない現実的な話が答えです
てるてる坊主をつるす日、つるす地域の降水確率が、晴れる確率にもっとも正解に近い答えです
逆に言うと、てるてる坊主は何個、作ったら効果があるのか
たくさん作った方が晴れるのでは?と思いがちですが、何個作っても晴れる率=降水確率は変わりません
てるてる坊主の起源と由来~日本にはいつごろから、てるてる坊主は存在したのか~
さて、ここまでに中国のてるてる坊主の由来を説明しました
では、てるてる坊主は日本にいつから存在し、元ネタと違う点はどんなことがあるのでしょうか
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掃晴娘は女性
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日本では何故、坊主=男なの?
掃晴娘は女性であり、髪型も坊主ではありません
雨乞いの儀式に折り紙で作ったものは「人形」であり、てるてる坊主の「坊主」と関連性がないですよね
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日本は雨乞いの儀式を
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坊主がやっていた!
掃晴娘(サオチンニャ)の人形を、なぜ、日本では「てるてる坊主」と言うのか
てるてるとは、照る照ると漢字で書き、晴れるという意味になります
坊主は、昔の日本は、雨ごいの儀式、雨を止ませる儀式をするのは坊主や修行僧であった為
これらを合わせて、てるてる坊主と言われるようになったというのが俗説です
てるてる坊主は地域によって呼び名が違いますが、「照る照る法師」や「照れ照れ坊主」など、どちらにしても、「晴れを願う気持ち」と「坊主」というところまでは一緒です
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蜻蛉日記
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女神にはきぬ縫ひて奉るこそよかなれ
日本のてるてる坊主は、折り紙以外に、白い布で作る事が多いですが、蜻蛉日記(954年~974年ごろの出来事)の時代にすでに、日本へ雨の日に人形を飾る風習があったのではないかと言う説です
蜻蛉日記に「女神にはきぬ縫ひて奉るこそよかなれ」とは、雨の日に、絹を縫って女神へ捧げると解釈して良いかと思います。
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日本と中国で何が違うの?
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掃晴娘は彼女を悲しむ思いから人形を飾る
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日本では雨ごいの手段として人形を飾る
中国の物語では、掃晴娘は彼女を悲しむ思いから人形を飾ります
しかし、日本では雨ごいの手段として人形を飾る、この目的の違いから、女性ではなく坊主。てるてる坊主というネーミングになってしまったと解釈して良いでしょう
ところで、蜻蛉日記の雨の日の出来後を記述した一文の女神とは、誰のことを指しているでしょうか。蜻蛉日記の解釈とは別の話になりますが、ある意味、この当時の日本人に「雨を止ませる女神がいる」という風習的な考えがあったのかもしれません。当時の作者が意識していたかは別として、龍王の妃となった掃晴娘の事を意味しているのかもしれませんね
さて、今回は、何故、てるてる坊主を雨降りの日に飾るのか。てるてる坊主の起源は、中国の掃晴娘(サオチンニャ)に由来していうるよ!というお話から、幼稚園や保育園など、雨の日に、どうして?てるてる坊主を作るのか?など、晴れの日を願って吊るす人形が、てるてる坊主だというお話を簡単に説明しました
一部、大人向けに「てるてる坊主の効果による晴れる確率」や「てるてる坊主の数え方」といった変わったお話がありますが、話の小ネタに使ってくださいね